表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/7

覚悟


「恋さん、本日はとても大切なお話がございますの……

 そう……凍えそうな季節に愛をどーこー云うぐらいに大切なお話が……」

「どーだっていい話じゃねぇか」


「もうすぐ来たるユウくんの誕生日……

 ユウくんに新しいご家族をお与えするべく、わたくしの操をユウくんに捧げたいと考えている、というお話をしたことを貴女は覚えていらっしゃるでしょうか」

「思い出したくなかったよ」

※短編「私と親友の弟くん」参照


「あれからわたくしは考えを改めました。

 もっと慎重にならねばと。

 どこぞの澄まし顔で人の弟に手を出す色情魔の如き所業は慎まねば、と……」

「その言葉、宣戦布告と判断する。

 当方に迎撃の用意あり」


「まあまあ、恋さん。

 怒りの余り覚悟完了する前にもう少しお話を聞いてください。

 そこでわたくしは別の方法を考えました。

 ユウくんの寂しさを紛らわす事が出来る素晴らしい案です」

「1ミクロンも期待できねぇんだが」


「その名も『戸籍を改竄して恋さんの代わりにわたくしがユウくんの姉になり、常日頃から一緒に居続けることでユウくんに私の存在を感じ続けて貰おう作戦』

 別名『ユウくん補完計画』」

「じゃあアタシはそろそろ覚悟をススメさせて貰うぞ」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ