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(一)

「おなかすかせた子どもたちに支援の輪を!」

 私は駅前で、平原綾音ちゃんとそう声を張り上げる。募金箱を手にして。

 クリスマスが近く、葉の散った広葉樹の街路樹にはLEDの電飾が施され、ビルのショッピングセンターの窓もクリスマスの飾りつけがされている。

 地球温暖化の影響でまだダウンのコートなども着てくる必要もないほど暖かい街頭では、行き交う人の服装もまだ秋物の人が多いものの、恋人たちが寄り添いながら歩く姿を多く見ることができる。これからクリスマスプレゼントを二人で買いに行くのであろうか。

 大学二年生で育ちのいいお嬢さんの綾音ちゃんも素敵な彼氏とデートでもしていてもおかしくない年頃だが、私と一緒に募金活動のボランティアとして活動してくれている。ほとんどすべての着衣をユニクロで揃えている私とは違い、大人かわいいラルフローレンの上着が、彼女の魅力を倍増させている。


(続く)

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