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「なぁに、こういうのは気の持ちようだ」


「それって…」


マカは死霊であるわたしを実体化するぐらいの強力な気の力を持つ。


その力を使えば……確かに欲しい物は手に入るな。


勘も鋭いから、クジだって…。


「さて、次は物を買うか。お面と水ヨーヨーの所に行くぞ」


「金魚すくいとかはしないの?」


「生き物は好かん。それよりお面は何にする?」


気付けばお面屋の前に来ていた。


「わぁ、いろいろあるねぇ」


「…しかし最近の流行のせいか、アニメやらタレントのが増えているな」


確かにテレビで見た顔が多かった。


「私は…おや、珍しく白狐のがあるな」


隅の方に、白いキツネのお面があった。


「わたしはコレにしよう。ナナオは?」


「ん~っと。あっ…」


黒猫のお面がある。


…何だかちょっと、マカに似ているかもしれない。


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