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「ああ。あっ、それと言い忘れていたがな」


「うん」


「期間は6日以内に頼む」


突然の言葉に、コウガはキョトンと眼を丸くした。


「6日もあれば大体の情報は集まるけれど…。でもどうして?」


「メイド達が戻って来るのが6日後。それまでにナナオに選択の結果を出すように言ったからだ」


「なるほど。でも集めた情報によっては、彼女に与えた選択を変える?」


意地が悪い笑みを浮かべるコウガだが、マカは無表情を崩さない。


「いや。私が知った情報が真実であろうが偽物であろうが、どうだって良い。問題はナナオ自身に決めさせることだからな」


マカの答えを聞いて、コウガは苦笑を浮かべた。


「実にキミらしい答えだよ。けれどオレの集めた情報には偽物なんてないから」


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