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6

「サイトではとうに終わっている。…だが人の口には戸が立てられない。語りは続くだろうよ」


「そっか。そうよね」


わたしは存在し続ける限り、わたしの都市伝説に関わることになる。


「…ねぇ、今じゃないんだけど…いつか、この話をサイトに載せても良い?」


「ん? …まあヤバイところは、誤魔化してくれよ」


「分かってる。書き上げたら、マカにまっ先に読んでほしいな」


「ああ、良いだろう。チェックの意味も込めて、ちゃんと読むよ」


「ふふっ。ありがとう」


わたしは首を回し、窓から暗い夜空を見上げる。




…今もどこかで、都市伝説は作られている。


誰かや、何者かの意志によって。


そして『本物』に当たってしまった時、あなたはどうする?



【終わり】


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