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死するも、母親が邪法を使って蘇らせた、マカの双子の弟。


今では能力者を喰らって、その存在と力を留めていることは知っていたけど…。


「何でマカの弟が…」


「恐らく、私の周囲を探っていたんだろうな。それで例の団体のことを知り、私達より先に見つけてしまったんだろう」


「マカ達をも追い抜いて?」


「…ああ。向こう側には操作能力者であるリウがいるからな」


リウ…それも聞いたことのある名前だった。


血族を裏切って、マノンに付いた男の子。


その能力は生き物を操作するということも。


「恐らく動物か人間を使って、団体の逃げ場を知ったんだろう。シキとコウガが見つけた時には、既に手遅れだったらしい」


「でっでもあの化け物まで食べたの?」


「だろうな。マノンなら、食すのは難などない」


くらっ…と眩暈がする。


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