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「…ナナオ、悪い知らせだ」


「えっ? わたし?」


マカはわたし達3人が座っているソファーの所へやって来た。


「お前が気にしていたシスター達のことだ」


「えっ! 何か分かったの?」


思わず腰を浮かせたわたしに、マカは冷静に一言。


「全員死んだ。古き神ごと、信者達、全て」


「…えっ?」


唐突な言葉に、体から一気に力が抜けて、ソファーに崩れ落ちてしまった。


「ナナオっ!」


「ナナオ、大丈夫か?」


慌ててハズミとマミヤが支えてくれる。


「死んだって、どうして? まさか逃れられなくなって心中とか…」


「ではない。―正確には、喰われたんだ。私の双子の弟に」


「マノンにかっ!」


「先手を…打たれたか」


2人は驚いて眼を丸くした。


マノン―わたしは彼の存在を、マカの口から聞いていた。


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