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6

マカは眼をスっと細めた。


「お前達、贄になった者の中に能力者がいないことは分かった。だが、お前達が死に追い詰めた人間には、あったんじゃないか?」


「あっ!」


マカに言われて、わたしは思い出す。


「…確かに、わたしは出会った人が普通か、普通じゃないかの見分けがつくわ」


マカの時も、あのリリスってコの時も、わたしは無自覚ながら、気付いていた。


普通の人間じゃないってことを。


何で不思議に思わなかったんだろう?


「なら、普通じゃない人間の元へ行った回数は多かったか?」


「…ええ。多かったわ」


何で分かるのかまでは分からない。


けれど確かに、普通じゃない力を持つ人間は分かったのだ。


実際、その力を見たワケでも、教えられたワケでもないのに…。


「…じゃあわたしは、能力者の元に運ばれていたってこと?」


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