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「マカのことなら心配いらないよ」


そんなわたしの不安を見抜いたように、ハズミは優しく微笑む。


「言ったよね? マカは気に入ったモノにはとことん甘いんだって。ナナオのことを気に入らなきゃ、ここまでしないって」


「…ホントに…戻っても、良いの?」


「ああ。もしマカがヘソを曲げてたら、ソウマさんの店で一緒に働こうよ? 小物屋で働くのも、楽しいよ?」


「ふふっ…。そうね」


そしてわたしはおずおずと手を伸ばし、ハズミの手を握った。


「―よし。マミヤが今、キミを縛り付けているモノと戦っているから、早くここを出よう」


マミヤが戦っている?


…わたし、本当に自分の意思ではなく、他の何かに操られていたの?


全く記憶に無いことが、怖い。


ハズミは力強くわたしを引っ張り、闇の中を飛び始めた。


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