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「とりあえず、今までありがとうございました」


エプロンを脱いで、元のセーラー服に着替えたわたしは、深々とマカに頭を下げた。


「マカと過ごしたこの数日間、本当に楽しかった。生きている時より、楽しかった」


「そうか」


「うん…。だからマカの眷属になって、生きるのも楽しそうだと思った。ハズミやマミヤを見ていると、余計にそう思えた。だけど…」


わたしは唇をぎゅと噛んだ。


「…やっぱり、わたしはわたしの役目を果たしたい。マカから見れば、ホントにバカなマネをしていると思うでしょうけど…」


それでもマカは、わたしから眼をそらさない。


その心と同じく、澄んだ眼で見てくる。


「でもわたしが決めたことだから。バカなことでも、わたし自身が決めたことだから…。やり続けるわ」


「…そうか。分かった」


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