第8話 校則違反
「風助!早く行かないと遅れるよ。」
「風助早くぅー!」
「ごめんごめん、化学の教科書がなかなか見つかんなくてさ」
「急ごう!」
この時俺達は授業に遅れそうになって
破ってしまったのだ、小学生でも知っているあの校則
そう、『廊下は走らない』を
「ぅおおおおい!!お前らァ!」
「「「!!?」」」
背後からものすごい迫力の大声で呼びとめられ
思わずビクッとなる。
本能が叫んでる。やべぇぞ。と。
「廊下は走るなって生徒手帳にも書いてねぇけど
そんなこたぁわかってるよな?誰の許可得て走ってんだてめぇら!」
怒鳴りながら近づいてくるのは先生、ではなく生徒だった。
無論男だ。たしか生徒会の副会長か?
背が高いうえに、いかにも強そうなオーラを放っている
「すすすすすふすみゅませむん!!」
気持ちはわかるけど言えてないぞ真聖
「授業に遅れそうで急いでたんです!すいません!」
「おい、俺に謝っても意味ねーんだよ
走ってぶつかったらあぶねぇだろっつってんだ!!」
そこに騒ぎを聞きつけたのかまた誰かやってきた、男子生徒だ。
「まあまあ、落ち着きなよ時丸。
早く開放してあげないとこの子達遅刻しちゃうでしょ、あと君も」
「……ちっ、うっせ死ね!」
副会長が死ねって言ったよ。
えっとあとから来たこの人は……
「ごめんねー、あいつ今俺に丸バツゲームで22連敗中でイライラしてるんだよ。あ、知ってるかもしれないけどさっきのが生徒会副会長の高遠時丸で俺が同じく副会長の高遠乱丸。2人とも2年!」
「ご説明どうも、名字同じってことは─「双子なんですか??」
千波矢に邪魔された。
「そうだよ!俺と違ってあいつはキレやすいから
校則破るならあいつのいないところで破ることをオススメするよ」
いや、まず校則破ることをオススメするなよ、副会長。
「じゃ、俺も遅刻しそうだから行くね!」タッタッタッ
「「「あっ!」」」
キーンコーンカーンコーン