第5話 帰り道
キーンコーンカーンコーン
「真聖!一緒に帰ろうぜ!」
「え、いいけどちょっと待ってよ!」
「早く早く」
「ふーう、ここまでくりゃ見つかんねーだろ」
「ハァハァ…なんで…こんなに急いだの?」
「それはな、俺の幼馴染みがちょっとアホでな
一緒に帰るとお前にも迷惑かかりそうだから逃げた!」
「そ、そうなの?幼馴染みってあの元気な女の子だよね?
別に普通に見えたけど……」
「お前は何もわかってない!あいつが本領発揮し始めたら今の発言が『元気な女の子』に失礼だったと思うようになるぞ」
「そんな大げさなー」
「ま、あいつのことはさておきお前んちどのへんなんだ?」
「あっちのゲオの近くのアパートだよ」
「なんだけっこう近くじゃねーか俺はあっちのセブンの近くだぜ
でも、あそこらへんならなんで三中じゃなかったんだ?」
「ああ、最近引っ越してきたんだ。唐津高校に通うために
中学の時は福岡に住んでたよ」
「へー!じゃあ一人暮らしなのか?!」
「そうだよ」
「そうかー、すげぇな!じゃあ今度遊びに行っていいか?」
「うん!ぜひ来てよ」
「よーし楽しみだな〜。ん?」
タッタッタッ
「ふぅーすけぇ!」ブン!
「………もはやストーカーだな」スカッ
千波矢のラリアットが外れる
「っ!!なんでおいていくのよー!」
「俺は今日から真聖と帰るんだよ。
お前もさっさと友達作って放課後マックで女子トークしてろ!」
「あー、マック行きたいなぁ……」
「あのー、僕は大丈夫だから3人で帰るのは……」
「ダメだ!変な噂流されたらどうすんだ!」
「気にしすぎだよ、一緒に帰るだけで。」
「そ、そうか?」
「ねえ、マック行こうよー!」
「お前は黙ってろ!」
「ケチー!」
そんなこんなで俺と千波矢と真聖
変な組み合わせの3人組が出来てしまった
大丈夫かなー?俺の高校生活…………