第11話 佐藤さんの証言
その日の放課後
高遠に頼んで佐藤さんをうちのクラスに連れてきてもらった
「あの、話ってなんですか?」
「えーっとですね、し、真聖頼む」
「あ、うん。あの、佐藤さんがこの前気づいたら屋上にいたっていうの聞いたんですけど」
「あ、そのことですか……。はい、そうです。」
「その時の事詳しく教えてくれませんか?」
「??いいですけど。」
なんだこいつらって思われてんな〜絶対。つら。
「土曜日の昼過ぎに来て、教室に忘れ物を取りに行ったんです。それで、教室をでて帰ろうとした時ふっ、と意識がなくなって気づいた時は屋上にいたんです。雨が降ってたから急いで校舎に入ったんですけど、なにがあって屋上にいたのかわかりません。」
「意識がなくなった時なにかありませんでしたか?殴られたとか」
「………殴られてはないですけど、そう言われてみれば背中を触られたような……ポンッって。」
「背中を?ありがとう。最後に、佐藤さんは持病ってありますか?夢遊病とか。」
それだよ!
「友達や先生にも言われたけど、そんなの無いです
親にも確認したけど夜中に歩いたりもしてないそうだし」
えぇー?うそだぁ?!
「わかりました!ごめんね、思い出させて」
「ううん、いいけど。調べてるんですか?」
「うん、ちょっとね!」
「真聖くん刑事みたいだったね!」
「いや、そんなことないよ」
「見てておもしろかったよ!」
「面白かったの?」
「嘘ついてるようには見えなかったしな〜………」
「これで行くよね!風助!」
「うー、でも何か起こるならなおさら行きたくねぇ!」
「えー?びびってるの?」
「びびってねぇよっ!」
「また屋上に連れていかれる人がでたら危ないし、
屋上を封鎖するにも証拠がないとダメだと思うから
やっぱり現場をおさえないといけないよ」
なんで真聖こんなにやる気満々なんだ!
「わ、わかったよ。行けばいいんだろ!!」
こうして土曜日に3人で学校に行くことになってしまった




