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桜の木の下で(5)

[洋介]:「相変わらず、クールな男だな。あいつは」

[百合]:「そうね~。で? 最近どうなの? あやめ」

[あやめ]:「う、うん。前よりも、話す機会は増えてきた気がする」

[洋介]:「でも、あっちからはあまり話しかけることもない、と」

[あやめ]:「そうだね……まあ、しょうがないといえばしょうがないことなんだけど」

[百合]:「まあ、誰もが認めるクールキャラだもんね~。ちょっと行き過ぎてる気がするけど」

[あやめ]:「でも、ああいう男って、意外といるものなんでしょう?」

[洋介]:「まあそうだな。あれはあれで、あいつの個性として見るのが正しいと思う。変にツッコむのも悪い気がするし」

[あやめ]:「うん……」

[百合]:「とりあえず、色々やってみなさいよ。まだ出会ってから一年くらいなんだし、これからよ」

[あやめ]:「そ、そうだよね。頑張ってみる」

[洋介]:「うん。それでこそあやめだ。よーし、ここいらで酒でも入れていくかい」

[あやめ]:「え? ここから?」

[百合]:「もちろんじゃないの? ここまでは余興に過ぎないわ。本番はここからなんだから」

[洋介]:「当然、あやめにも付き合ってもらうぜ?」

[あやめ]:「……分かったよ。でも、私そこまでお酒は強くないからね?」

[洋介]:「心配ない。ちゃんと知ってる、少しずつ飲める量を増やしていこうぜ」

[あやめ]:「……飲まなくてもいいよ、とは言ってくれないんだね」

[洋介]:「ん? 何か言ったか?」

[あやめ]:「何でもないよ……」


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