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ランプ。
火は、
もうとっくの昔に
消えている。
視えているのは、幻。
その幻に
今も現実という油を継ぎ足し
生きている。
火はとっくに消えている。
心は独り。
いつまで油を継ぎ足しながら
誰も灯してくれない
ランプを独り抱えたまま
生きていかなければ、ならないのだろうか。
淋しい。
ハッハッハ!ハッハッハ!
笑うしかない。
ハハハ…ハハハ…
虚しくて泣くしかない。
真っ暗なランプには何も揺らぎは無い。
ただ唯一、救いなのは
いつでも月がきれいで
私に何の勇気も無い事。
消えたランプをもって
私は今日もこの世に留まってる。
#心の灯火




