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私、お題で書く。  作者: ヨリ(間内りおん)
13/16

塞翁が馬。


先日の事、

愛を誓い合ったはずの

彼の浮気が発覚して、


別れを言い渡した。


結婚式の時に浴びた、

チャペルでの祝福のライスシャワー、

やけに打球が強かった奴がいたが、

そいつが彼の浮気相手に違いない。


結婚から1ヶ月も経ってないのに、

ひどいと思ったが、


私も、同棲時代の彼の姿をみてて、

これで、うまくやっていけるのかな?とか

不安を抱えていたし、彼の浮気を知った時、


やっぱりね。とか、まぁ、いいか。と、

冷めてた所があったので、


これからの人生プランを練り直すには、

早く分かって、別れて良かった。



そして、

慰謝料もたんまり取ってやったし、


今、私は

傷心旅行に来ている。


私だって

全く傷付いていない訳じゃ無い。


沢山の思い出だってあるし、

確かに彼の事を愛してた。



適当に選んだ遠い異国の地、

観光地として来た場所は


世界の中心だとか

大地のおへそだとか呼ばれている場所。


残念ながら今は、

眺めることしか出来ないけど、

とても、大きくすごかった。


でも、日中はあまりの暑さに


「愛ってなんじゃい!」


と叫んでしまった。


不覚にも世界の中心の少しズレた所で、

愛への疑問を叫んでしまった。



暑さを我慢し、日が傾く頃、

大地のおへそは姿を変え、

…壮大な…何だろう、

言葉で言い表せないような、


今すぐにでも、世界が終わっても


全く後悔が無いような景色が

目の前一杯にひろがっていた。


私の心の傷なんて、

かすり傷と、いわんばかりに、


壮大な景色は私に語りかけていた。



そんな時、一人の観光客の外国人が

ハンカチを渡してくれた。


どうやら私は涙をながしていたらしい。

何の涙かは分からない。


「サンキュウ…」


カタカナ英語で精一杯のお礼。


「イイエ、ドゥイタシマシテネ!」


ハンカチを渡してくれた、

陽気で楽しそうなその人は


片言の日本語でそう言ってくれた。




彼は、後の私のダーリンになる人である。



そして、それはまた別のお話し。



fin.



→#今回のテーマ(お題)は

【愛を叫ぶ】でした。

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