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MISSION 9 :バトルアリーナから挑戦状が届きました










 そんな訳で、二日ぶりで強化人間になったあと初めてのお昼は、冷凍唐揚げにご飯とワカメと豆腐の味噌汁です。


「おぉ〜、機械の身体でも味が分かるぅ〜!」


「ああ〜、久々の味が分かる食べ物ぉ〜!」


《なんていうか、同意して電気で動く身体になったけど、羨ましいよ味噌汁の味わかる身体って》


 充電ケーブルの近くで座るコトリちゃんには悪いけど、ついつい二日ぶりのあったかいご飯にホッとしちゃった……美味しい〜♪


「コトリちゃんも食べられれれば良かったのにね。

 やっぱ、一人で食べてるとたまにどうしても寂しくなっちゃうからさー」


「オイラで良けりゃ3食食いたいっすわ!」


「はいはい食費は貰うぞー?

 はぁ……まぁ話し相手は困らないけど、ここ一週間はロボロボしい感じな二人ぐらいしか話し相手いなかったし……

 あれ、そういえばコトリちゃん、オペレーターさんは?」


 そういえば、誰か足りない気がしてた。


《あー、オペレーターちゃんは、そこの専用充電ユニットでOSのアップデートと並列化作業中》


「アップデート……携帯のアレと同じやつか」


「そういえば、今日は|オートマティック・インダストリアル《AI》社のソレイユモデルの定期並列化作業の日っすね。

 あの量のソレイユモデルのデータ並列化、6時間ぐらいで終わるとか相変わらず通信インフラ系列強いっすわAI社は」


《ちょうどそろそろか》


 と、まさにそんな言葉と同時に、スタスタ向こうの充電ユニットのある所からオペレーターさんが歩いてきた。


「ホノカさん、おかえりなさい。

 強化手術はうまく行った様ですね」


「うん!これである意味オペレーターさんと同じ、鋼鉄の美人ってやつ?なんちゃって」


「…………」


 ……あれ、オペレーターさん、突然固まった?


「……オペレーターさーん?」


「……ああ、ごめんなさい。つい、ついその、機械らしくない取り乱し方をしてしまいました……うぅ」


 突然、泣きそうな顔になる美人ロボットなオペレーターさん。


「ど、どうしたの……?」


「大したことじゃないんです……ただその……並列化した、同時期に起動したほかのソレイユモデルが……個体名、貰ったという事実が発覚しまして……」


 あ。


「……いえ、良いんです、本当にいいんです。

 私という個体的な、個人的な感情なんです……


 …………でもものすごく羨ましいんですぅ……!」


 そーいえば名前のことすーーーっかり忘れてたー。

 ごめんねオペレーターさん……ごめんね……


「うぅ……す、すみません……

 一回、面倒くさい機械の感情は置いておいて……

 ホノカさん、二つだけ伝えたいことが」


 と、オペレーターさんはなんとか持ち直した感じで、私にそう話しかける。


「な、何ですか??」


「一つは、大鳥ホノカさん並びに搭乗eX-Wであるアルゲンタヴィスは、


 傭兵ランクをCからBへ昇格とします。


 おめでとうございます、というのも変ですが、

 ホノカさん、色々ありましたが、昇格速度はトラスト史上最速かつ最小任務数の2冠ですよ。

 結構すごいことです」


「えぇ!?」


 よ、喜んでいいのかな?

 にしても、最速で最小?マジ??


「マジっすか!?ホノカちゃんぱねぇ!!

 本当に最速っすよ!?」


《当然だよ。

 スワンなんて本来そんなもんさ。

 初めての任務で、本当の「ランカー」スワン相手に泥臭い勝ちもぎ取ったヤツもいるんだからさ》


「それ基準が超人すぎない?

 というか、できるのそれ?」


《ヘッ!やったやつに聞いてみなよ。

 それに浮かれてられない。

 Bランクってことは、つまりBランク相当の難易度の任務を依頼されるってこと》


「あ!」


 たしかに……ってことは!?

 結構激ヤバな任務も増えるんじゃ……?


「それももちろんありますが、

 Bランクへの昇格と同時に、ホノカさん?

 あなたは「バトルアリーナ」の「サブアリーナ」への参加と挑戦の権利を得ました。」


「あ!」


《そっか、それもあるか》


 へ、なになに!?


 なんだよ、バトルアリーナって??


《君テレビって見てないの?

 やってない?アリーナって?》


「いやぁ……テレビっておばあちゃんの趣味の相撲かバラエティしか見てなくって……

 あ、私は動画投稿サイトだけ……」


「テレビで相撲見てるなら、なんで逆にアリーナの中継見てないんすか!?」


「そんなの有名なの?」


《逆に世間知らずすぎてびっくりだわ。

 まぁ健全っちゃ健全だけどさ……ん?》


 と、いそいそとオペレーターさん、今まで実は付けてなかったテレビを取り出してつけ始めたのであった。



「ちょうど、試合の日ですね。

 みながら説明しましょうか」


 そんな訳でテレビに映し出されたものとは!






『さぁ皆さん、おはようございます!

 ここ、バリア外部の人類生存圏は、今日も常に抱えるフラストレーションを発散するように、アリーナで盛り上がっております!


 いつも通り、司会進行と審判は「いい加減勝ちたい」、ランキングアリーナぶっちぎり最下位、言わせんなよ気にしとるんじゃボケ!ことわたくし、名前負けかよな『サージェント・トルペード』がお送りしております!


 いや来シーズンこそランク40まで駆け上がってやるからな!!暇だから雑務までしてるとか悲しいから我ながら!



 まぁ個人的怒りは今は抑えて、クリュセ海地域のバリア外部サブアリーナ、今日の一戦の舞台は……旧廃棄都市でのこの2機です!』




 ────半分水没したような廃ビル街。

 多分ヘリと、リコンみたいな小さめの無人機のカメラで映し出される2つの機体。

 なんかうるさいけどトークが上手そうな実況者と共に、そんな映像が流れる。



『ではまず、お互い意気込みから聞きましょうか!

 片方、サブアリーナ新登録のピッカピカの1年生スワン!

 でも機体はハードレインベースにレーザー固め装備が割と怖い上に、ここまで4戦大勝利中!


 左肩に輝く、白衣(ナース)な妖精さん的な可愛いエンブレム!

 スワンネーム『エーネ・レイニー』

 機体名『キュアフル・ウィッシュ』!


 じゃ、何か一言お願い!』



『はい!!頑張りましゅっ!?』





 私も苦しめられたハードレインフレーム。それもピンクと白のなんだか可愛い色のそれから、可愛いでも煮詰めたみたいな声で見事な噛み台詞。


 う、初々しい!!


 これが萌えという感情なのか……




『はい可愛い!!この可愛さで今回も連勝狙えるかな!?


 しかし相手も強力だぞ?


 コイツもある意味ピカピカの1年生!

 だけど任務達成率も高く連勝は同じ数!


 1001Bベースなのにもう大分自分色に染め上げているな!?


 赤い炎のエンブレムに、安直だけど趣味はいい赤い機体だ!


 スワンネーム『ジュディ・ゴールド』

 機体名『フレイムブレイカー』!


 こっちも王道な名前だな、新人ちゃ』



『万年アリーナ最下位の癖にさぁ、偉そうにすんなよ雑魚が!』



 赤い1001Bフレーム、みたことないライフル二つに、なんとなく初期じゃないブースターもある機体。


『あざとくしてりゃ、人気が出るってか?

 わざとらしいんだよ、猫被りが。

 わざとじゃなくてもキモいしよぉ!』



 そこから発せられた言葉は、とにかく……口が悪い。


『ちょ……なんでそんな酷いこと言うんで』


『あぁん!?このクソ新人……!!


 頑張れエーネちゃん!!コイツを名前通りにレーザーで大炎上させてやれ!!

 くそぉ……私も機体があったら自慢のロケットで燃やしてやるのに!!』


『ハッ!!そんときは返り討ちにしてやるよ!!

 オイ、ぶりっ子女!!

 とっとと燃やしてやるからかかってこいよ!!

 そんな勇気と実力があればな!!』



 うわぁ、なんて分かりやすいやつ!!

 思わず、そっちのエーネちゃんとやら応援したくなるぅ!!


 ……けどなんだろう?

 なんだろこの妙な予感……



『っしゃー!!じゃあアリーナ戦の開始の合図行くよぉ!!

 勝つのは可愛いエーネちゃんか、それともクソ新人のジュディとか言うのか!!


 カウント3!

 2、

 1、


 バトル、スタート!!』




 合図と共に、両者が動く。

 こんな雑カウントで、お互い反応が早い。


 キュアフル・ウィッシュの攻撃が早かった。

 距離をとりながらレーザー……改めて見ると凄い勢いでレーザー撃ってる!


「うわ……エネルギー切れが怖い……!」


《初期ジェネでもあれぐらい撃てる。

 なんなら多分、ジェネレーターを既に別のに換装してるねあのハードレイン。

 まさか……この量撃ってブーストできるなら、アヤナミマテリアルの容量重視型のどれかかな?》


 動きでジェネレーター予測出来るんだ……


 けどたしかに動きがいい。

 というか、定期的にあの子、ビルを蹴って移動してる!?


《蹴りがうまいな!建物よく使ってる。

 下手なブースト使うより、入り組んだ地形はeX-Wは壁突蹴って移動した方が低燃費だし速いんだよ》


「蹴れるの、建物を?」


《今度教えてあげるよ。

 でも……あの腹たつ赤いやつも強いな》



 コトリちゃんの言う通り、あの腹たつ赤いのことフレイムブレイカー、動きが意外といい!

 同じく蹴りを混ぜてビルを盾に移動してレーザーを避け切ってる……!!


『ハッ!!

 近づけさせないことは誉めてやるよ!!

 だがいつまで続くんだ?可愛い子ちゃんよ!』


『クッ……エネルギー、残しておかなきゃ』



 キュアフル・ウィッシュの攻撃が止まる。

 多分まだ撃てるけど、今はエネルギー回復を優先ってやつかな……


 だけど、嫌なやつって人の弱みを見逃さないんだよな。


『ハハハ!!だからお前みたいな弱い奴は嫌いなんだよ!!』



 突然、フレイムブレイカーはストライクブーストを起動して、一気に距離を詰めて来る。


 同時に、両腕のあのみたことないライフルを全力で連写。


 とっさにキュアフル・ウィッシュがアサルトブーストで回避したけど、問題はそこじゃなかった。


 着弾地点が断続的に爆発。キュアフル・ウィッシュの近くの建物が倒壊し始めた。


『!?』




「何あれ!?」


 思わず、そう叫んだ私。


《HEATライフル!カチューシャ・クラート脅威の技術……弾速クソ早グレネードを、アリーナだからって贅沢にまぁ!》




 倒壊した建物に潰されないよう、必死に避けるキュアフル・ウィッシュ。

 でも、その動きを予測したみたいに、フレイムブレイカーが目の前に現れた。


『あ……!』


『くたばれキモ女!!』


 ボンボンと爆発するような衝撃で、キュアフル・ウィッシュの可愛い色が、焼け焦げて黒ずんで行く。


『キャァァァァァァァァァァッッ!!!』


『ははははははッッ!!

 まだ悲鳴あげてる余裕があるってかぁ!?』



『オイオイ、ストップ!!

 流石にアリーナだぞ!?人死は最小にしろ!!


 お前の勝ちだよ、クソ新人!!

 ほら終わり!!勝者ジュディ・ゴールドとフレイムブレイカー!


 ほら辞めろって!!観客はそこまでの刺激求めてねぇよ!!』



『ハン…………命拾いしたなぁ、ぶりっ子がよ』


 最後、ガスンとボロボロのキュアフル・ウィッシュに蹴りを入れ、赤い機体は離れていった。


『うぅ……うぅ……ごめんね、レンくん…………』


『…………生きては、いるみたいだね……

 そっとしておこうか…………


 おうゴラ、クソ新人!!

 勝利者インタビューだバカヤロー!!

 とっととその性格の悪さ公共の電波様に流せ!!』



『ハッ!!

 気分良いねぇ!雑魚を痛ぶるだけで金が貰えるんだ!!

 アタイはすぐにでもAランクの傭兵になって、お前らと違って富も名声も手に入れてやんよ!!

 とりあえず、面倒な任務の前にここら辺のサブアリーナ登録スワンを全員ぶっ潰す!!

 ハハハ、たのしみにしてな!!』



 あーっはっは、と嫌な高笑い。

 本当腹たつ奴だ…………


「…………キュアフル・ウィッシュって子、可哀想だし、多分私より小慣れた動きだから、弱くはないよね?」


《うん。

 ただ、酷い話だけど、あのゲスは戦闘のセンスが良いよ。

 思い切りもいい。HEATライフルは優秀な武器だけど弾代が高いけど、アリーナならそこも平気さ》


「で、結局さ、アリーナって何?

 この見せ物みたいな戦いは?」



「見せ物ですよ。

 これはバトルアリーナ。


 トラストが主催する、『本物の戦場で戦うスワン同士の見せ物試合』。


 それに伴う、公共ギャンブル。

 競馬と同じです。

 いえ……競馬以上に危険でスリリングな、火星で最も金の動く競技であり賭博が、このバトルアリーナです」



 オペレーターさんマジで?

 おばあちゃんが見せない訳だ。

 だって競馬と相撲の方が好きだもん。


「……ちゅーか、腹たつ奴ですけど、オイラあのジュディとか言う傭兵に賭けたお陰で、ホノカちゃんに焼肉奢れる程度稼いじゃったっすね。


 今じゃアプリで券買えますし、このアリーナはここら辺じゃ視聴率も死ぬほど高いからすんごい稼ぎになるんすよ。

 胴元のトラストが一番稼いでるんでしょうけど」


 ユナさんは、ご飯持つ手と別に、背中の方の右腕で携帯を弄りながらそんなことをちょっと不機嫌そうに言う。


「まぁ、言ってしまえば、本物の兵器、本物のロボット同士のバトルという触れ込みで、それらを興行としてトラストが運営しているのがバトルアリーナです。


 当然、参加する傭兵には、勝てば賞金、負けても修理費や弾薬費はタダというメリットと、

 何より他の傭兵の情報やコネを得る機会問い戦略的アドバンテージを持てます」



「つまり、私たちマジの戦場とは別に、このプロレスっていうには刺激の強すぎる戦いもするってこと?

 まぁお金貰えるなら私もいいとは思うけど……

 これ事故とか大丈夫?死人出るでしょ、止めが入るって言っても!」


「出ますよ。

 だからこそ人気なのです。

 人間は案外、自分は安全な場所にいながらも、この様な非日常的な戦いを見たいと言う欲望を強く持ちます。

 興奮させた試合に、傭兵に金をかけ、それで勝てば我が事のように喜び、負ければこの世の終わりのように悲しみのたうち回る。

 その刺激に金の流れが生まれ、トラストとしても莫大な利益を産むのです」


「完全に、競馬とかのギャンブルじゃん」


「ですね。

 ついでに、競馬の競走馬のように戦いぶりによってはアリーナの人気者にもなり、

 先程司会進行をしていたスワンも、サブアリーナではなく上位の『ランキングアリーナ』においてランク50を永遠に死守し続ける名物スワンとして、今や『滑り止め祈願』グッズがバカ売れしていまして、任務をしなくても報酬がやって来るという異色の存在になっている方です」


「羨ましいなぁ……そこまで稼いだら傭兵辞めればいいのにな」


「まぁ特殊な例なので。

 大半の傭兵は小遣い稼ぎに使っていますが、上位のアリーナランカーは、通常の傭兵ランクの高位ランカーとは違い、アスリート的な思考でやっている場合も多いです」


 へー……まぁ、修理費・弾薬費ただならね。


《アスリート的なぁ?

 傭兵(スワン)傭兵(スワン)でしかないんだよ。

 結局、ガチの戦場で生き残れる奴の方が強いのさ。

 アリーナなんて小遣い稼ぎだよ、所詮はさ》


「コトリちゃんもアリーナ嫌い?」


《そう言われると複雑な話だね。

 私も生前は、アリーナは小遣い稼ぎで相当荒らしたから。

 ランク2までは行った》


「え、なんか凄くね?」


《でもね……あー、思い出したくないなーアイツ。

 生前にいたアリーナの頂点であるとあるスワンに結局一回もまともに勝ててない、あるいは勝ちを戦友に譲る感じで結局決着つかないままでさー。

 私は私の生前の記憶の持ち主とは別人のはずなのに、ざわつくんだよ人工知能のコピーデータがさー!

 ナニコレ、魂もコピーできたとか言う感じ?

 それがどうも不快で、アリーナがらみは我ながら面倒くさい感情持っちゃうんだよなー!》


 コトリちゃん、イライラMAXである。


「まぁ私もこのアリーナってやつ、正直好きになれそうにないな……」


「ですが、Bランク帯になった以上は、何度かバトルアリーナに呼び出しをもらうかもしれませんので。


 Bランク帯の傭兵達は、基本的に『サブアリーナ』と呼ばれる、ランキングこそありませんが横並びのスワン達によるお互いに挑むか挑まれるかによってマッチングし戦う形式のアリーナに登録されます。


 ここで重要なのは、挑まれることがあるという事です」




 ………………



「え?

 じゃあ何、相手から果し状届くことあるの?」


「なお断れません。

 任務中やそう言った場合を除き、延期はあっても断れません」


 えー!?マジで!?!


「そんなのあり!?」


「まぁまぁホノカちゃん。

 相手によっては稼がせてもらいますんで」


「なんかやだなー。

 私できれば目立たず誰にも挑まれないといいなー……」


《そこは返り討ちにしてやるぐらいいいなよ。

 強化人間(プラスアルファ)でしょ?》


「……さて、ここまで聞いた上で、二つ目の話で良いでしょうか?」


 おぉ、そういえばなんかあったな!


「えっと、何?」


「────ホノカさんにアリーナで挑戦者が現れました」




 …………





「は!??

 マジで!??」



 待って、まだアリーナ行ったことないよ!?



「一体誰が!?」


「今、ジュディ・ゴールドはなんて言ったか覚えていますか?」


「え?」


 そういえば、

 ここら辺のBランクスワンを片っ端から倒すって……


「…………まさか?」


「はい。

 ジュディ・ゴールドとその乗機フレイムブレイカーの『片っ端から倒す』の中に運悪くホノカさんが入ってしまいました。

 二日後です」


「…………」




 そ、そう来たかぁ〜〜〜!!



 私はどうやら、

 あの性格がクソなくせにめっちゃ強いアイツと戦うらしいです。



          ***

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