ひとりよがり
この星のひとつでもわたしの味方でいてくれたら
キミに言えないことのひとつくらいは
キミのタイミングで言えるような気がしたから
苦手なコーヒーでも飲んでみたいと思った
ちょっと窓を開けて
コーヒーカップから立ち上がる規則正しい湯気に
ふと安心感が生まれた
こんな夜なら
ぜんぜん飲めないお酒も
ほんの少しなら飲めそうな気がしてきた
冷蔵庫の中には
当然のようにビールなんてないから
これから
もう少ししたら
コンビニにでもふらり出かけて
このあとは
ひとり酒でも楽しもうか
「ひとり」というイントネーション
さみしい意味ばかりだと思っていたけど
「ひとり酒」なら
なんとなくカッコいいじゃん
ひとり酒に、ひとつの星
ひとりよがりのわたしなら性格なら
なおさら似合っているか・・
今夜は、それでじゅうぶんでいる