序話 二人の語り語り
序話に大した意味はないのでほとんど流していただいて平気かと。
穂菓的にもあまり好きな始め方ではないのですが、これから語り語りを
語るにあたって、どうしても必要な説明を詰め込ませてもらいました。
わかりにくとも伝わりにくとも、語りやすければいいのです。
僕と少女の語り語り。
僕と、少女と、詳しく言えばその仲間たちとの語り語り。
なんてことない普通の毎日から始まる物語は大層面白そうなものですが、
やや普通じゃない毎日からそれが日常となって非日常を当たり前になってからの語り語りは
わりと普通に感じるかもしれないという。
まぁ、ようは。
普通の中学生とか、凡庸な高校生とか肩書きを背負った物語は案外わかりにくかったりする。
そう考えれば僕らの語り語りは単純で、容易だ。
そして何より楽だし、楽しい。
少女は僕にそう思わせてくれたりする。
少女というのも別に空から降ってきたわけでも、別世界から来た転校生でもなくて、
外国から来たちょっと見た目の変わった帰国子女が僕の家に来たのが始まりだった。
始まりだったけれど、語り語りはそこでは始まらなくて、僕らは普通に居候と家族として、
よくあるホームドラマのような暮らしをしていた。
語り語りが始まったのは、つい最近だった。
正確に言うと、今年の春に僕のおばあちゃんが死んだことから始まった。
4月1日 俗に言う「うそつきの日」におばあちゃんが死んだことから始まった。
こんなことを言ってしまうとまるで僕がおばあちゃんが殺された憎しみから何かしらの能力が発生したみたいだけれど
勿論それはさすがに起きなかった。起きなかったから、起きた。
発生はしなかったけれど、僕にも何かは起きた。そして、彼女にも起きた。
4月1日、その日から僕には『姿、形』が
この日から彼女は『声、心』が見えるようになっただけ。
ようは、当たり前になったのだ。
当たり前に溢れていたものが見れるようになっただけだった。
もうなんとなくわかってもらえると思うけれど僕と少女に見えるようになったのは
見える人にはよく見えると言う、まぁ、さっくり言うと、
『幽霊』とか、『精霊』とかファンシーなやつ。
残念だけど、本当に残念だけど僕には見えてしまったらしく、
彼女には聞こえてしまったらしく、語り語りが始まった。
始まったという他人行儀な言い方をやめるとするならば始めた。
ひいては冒険チックなものが始まった。
始めたのは僕らの町からだったけれど終わりはいっこうに見えなかった。
さて、今まで散々前置きをしたけれど、そして無駄話をしたけれど
子の語り語りは裏フィクションで、実際の人物、団体とは一切関係がなく、
実際の世界とはいっさい関係なく、あくまでもファンシーな話で。
残酷なバトルが始まるかは、少女次第なわけで、僕には関係ないわけだった。
よくわからないけれど、話が始まれば伝わるものは伝わるはずだと思う。
とりあえず、話はわかりやすく簡単に。
話の始めは、何年か前の春先。僕がまだ小学5年で、少女が7歳のときから、
僕と少女の初対面から始めることにする。
話はそこから、語り語りはそこから二年後から。遠い日の話だけれど、なんとか話してみる。
投稿ペースが遅いのは重々承知なのでゆっくり綿密にじっくりしてみます。
まぁ、『うそつきの日』なんて言わないでしょうけど・・。
危ない話にはならないハズなので大丈夫です。
次も元気に、簡単に単純明快、単刀直入、荷担難関でいきましょうっ!
荷担難関なんて四字熟語は知りませんが文字がそれっぽいから好きです。
それだけです。
ではではまたまた次回、ご賞味くださいな。