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綿あめの秘密

作者: 昼月キオリ
掲載日:2026/03/25


私たちのことを周りの人に話すと変わってるねって言われるのね。


中には綿あめ夫婦なんて呼ぶ人もいるわ。


それは習慣の話なんだけど、

私と光君は結婚してから26年経つ。

20歳で結婚して22歳で女の子が産まれて、

46歳で巣立っていった。


恋人の時も結婚した後も、

子どもが産まれてからも、巣立ってからも、

ずっと続けていることがある。


それは、

晴れた日は縁側で綿あめを一緒に食べること。

普段はヘルシーな和食を食べる二人だけど、

休みの日で晴れた時は必ず綿あめを食べるの。


光君はいつもそのまま食べるから口の周りがベタベタになる。

私は指で摘んで少しずつ食べるから人差し指と親指がベタベタになる。


そんな小さな幸せの積み重ねが二人をずっと繋いでいる。


私は光君に飽きないし、

光君も私に飽きてないと思う。

そう思わせないでいてくれてるから、優しい人でしょう?

少しくらい惚気させて。


「ダーリン、頬ぺたぺた」


そう言って光君の口元をお手拭きで拭うと

優しく微笑む。

相変わらず可愛い人。


「ありがとうハニー」


二人きりの時の秘密はもう一個あって

これは誰にも言っていない。


綿あめを一緒に食べて、

二人きりの時はダーリン、ハニーって呼び合う。

隣にいる私のダーリンは綿あめ顔負けなくらい甘いんだ。

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