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あの子  作者: 八十八 
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隣の席の「あの子」

あの子についてみんなどう思う??

あの子について様々な関係者が口々に語る。

あの子の正体はいつかわかる日が来るのでしょうか?

ミステリー

 きっと変わってるって言われたいだけだったんだよね、あの子は。

 クラスの中ではちょっと浮いてて、そんな自分も特別って、きっと思ってたんだよ。

 あの子について、みんな口々に語る。

でも、誰かと仲が良かったとか、誰かと仲が悪かったとかは聞いたことがないなぁ。

それなら一人ぼっちで過ごしてたのか?と言われるとそうでもない。

クラスメイトどころかクラス外の人とも誰ともなく喋っていた所をみんなが見ている。

でも誰も知らない。

「あの子の好きな物は?」「あの子の得意な事は?」

「あの子の嫌いなものは?」「あの子が出来ない事は?」「あの子が日々どう過ごしていたのか?」

改めて聞かれると誰も分からない。


あの子は本当に存在したのか?

もしかしたら、お化けだったのかもね。


隣の席になったけど、あの子はほんとに気が付くと登校していて、放課後になると気付くと居ない。


本当に謎が多い。


「ちょっと困らせてやろうぜ!」


クラスのいたずら好きの男子がふざけ半分であの子の筆箱にゴキブリのおもちゃを仕込んだ。


「うわぁ!!!」


次の授業の開始時には大声を上げて驚いたのは、あの子では無く、いたずらを仕掛けた男子だった。


彼の筆箱には数十匹のゴキブリのおもちゃが仕組まれていた。


あの子は、顔色一つ変えずただ授業が始まるのを待っている。


え?なんで?どうしてそうなった??


手品?魔法?魔法使いなの??あの子は


その後はあの子にいたずらを仕掛ける子は居なかった。


本当に、不思議な子。

学校を卒業してからの進路も誰も知らない。


今あの子、どうしてるんだろう??

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