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緊急臨時隊長会議 7

資料を読み進める5人の反応を見ながら残りの隊長が来るのを待った



それからまた少し経ち開始5分前になった頃、最初の方に来ていた月隠(つきごもり)蜜園(みつぞの)義重(よししげ)殿は資料をほぼ読み終えたのか、席を離れ端に寄って集まり何やら話し込んでいる。

少し遅れて来た土倉(つちくら)水藻(みなも)は資料を捲り読み、1人は表情をコロコロ変えもう1人は無表情ながら先程より落ち着きが無くなった様に見える。


そんな中扉がノックされ扉が勢いよく開き、また1人隊長がやって来た。


「やあ諸君!遅くなってしまって申し訳ない!第七部隊隊長の俺!騎士道 槍馬(きしどう そうま)只今参上!」

「騎士道隊長御足労感謝する。席に資料を用意してあるので確認して欲しい。」

「おお!第一部隊隊長殿!この間は俺の部隊が動けなくて申し訳ない…。承知した確認させてもらうよ。」


元気な声と輝く笑顔と共に入って来た彼は主にダンジョンでの救護活動をしている部隊の隊長で、本人の言う通り第七部隊の隊長を任されている。

彼は俺に近付き握手をすると宛がわれた席へと各隊長達に挨拶しながら向かい、資料を手に取り読み始めた。


彼の登場で一瞬訪れた静寂だったが、再び隊長達の静かな声で部屋がざわつく。

今の所隊長全員が事の大きさが分かっている模様。


この悩み様ならこの後の会議でもそれぞれが真面目に考え知恵を振るってくれることだろう。

俺も会議をより充実したものにする為にも今一度資料をに目を落とし、予想される質問や問題点を頭の中で整理する。


優秀な秘書と部下のお陰で資料は分かりやすく要点がまとめられ、俺は言うのも何だが本当に出来た部下達だ。

協力してくれた彼ら彼女らの為にもしっかりと説明しなければならない。


それに百合の指輪の呪いの件もある為、探査並びに研究は何としても第一部隊ないし俺の主体で行いたい。

それなりに付き合いのある隊長達だ、誠意を以って対応すれば譲ってくれるだろう。

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