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稀代の天才 黒川 百合 7

俺は驚きと悲しみの感情で頭を抱えたい衝動に駆られるのだった。



溜息を吐きそうになるのを堪えて現状の確認を優先することにしよう。

百合は今目の前にいて電話を掛けてきているらしいが、俺にはその声は電話越しにしか聞こえず、姿も見えない。


『ちなみに今君の服を掴んでいるよ。何だか幽霊になった気分だね。ボク百合さん今相棒の目の前にいるのだよ。』

「冗談を言っている場合ではないだろ…。またとんでもない物が出て来たな。」

『いやはや本当にその通りだよ。相棒が関わると毎回驚かされるよ。こちらは退屈しなくていいけども事務方は大変そうだけどもね!』


それに関しては意図してやっている訳ではないから許して欲しい。

だがやらかし具合は彼女も負けず劣らずだと思うのでこれに関してはどっちもどっちだと言いたい。


「取り敢えず何故こんな事に?」

『相棒から預かったアイテムが指輪型の物でね、まだちゃんと検証していないが恐らく効果は装備した者の存在を何かしらの方法で完全に空間から切り離す事が出来る様なのだよ。職員で試した所君以外では電話ですらコミュニケーションが取れなかったからね。これは相棒の高すぎる魔力感知もしくは魔力操作能力が関係していると思われるのだ。しかしこちらからは触れたり見たりはできるらしく、相棒の能力を待ってしても直接見たり話したりは出来ない一方的なモノ。これは最早特殊な遮断結界を皮膚の表面に張っていると予想しているのだがね、如何せん予想でしか無いから何ともね。』


とんでもない早口で捲し立てられ少し気圧される。

話を聞く限り俺が電話に出るまで誰ともコミュニケーションが取れなくて不安で寂しかったんだろう。

尚も続く彼女の話を聞きながら取り敢えず無事だった事に胸をなでおろした。

百合の主人公に対する愛称を間違えてたので修正しました。

親友×→相棒〇

こちらが正しい物になります。

修正前にお読みいただいた方々には申し訳ありませんでした。

今後とも本作をよろしくお願いします。

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