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そうだダンジョンに潜ろう 13

俺はダンジョンの更に奥を目指した。



ダンジョンの通路を抜け、トラップを掻い潜り、拾ったハルバードでモンスター薙ぎ倒しながら先に進む。

今回は特にエレメント系のモンスターが多く、討伐後は魔力結晶を拾うだけなので先を急ぐ時は多少楽ではある。


目の前に現れた土塊の人形のようなモンスターであるクレイドールマン2体をハルバードの一振りでなぎ倒す。

一撃で仕留め、残されたのは泥と魔力結晶だけだ。


エレメント系の厄介なところは姿形を自在に変えて攻撃してくること。

それを如何に上手くやってくるかでこの分類をされたモンスターの危険度が変わる。


クレイドールマンならダンジョンの壁に擬態する事も可能で、知らずに背中を預けたりしたら悲惨だ。

一気に対象をつつみ込み、装備ごと押しつぶさされてしまう。


故に危険度はⅣの後半と、落とす魔力結晶の大きさに反して高い危険度に設定されている。

中級者から上級者にかけて、最悪の初見殺しと言えるだろう。


学校でもこの手の擬態を使ってくるモンスターの危険性は耳にたこが出来る程教えるように伝えている。

特にダンジョンに潜ることに慣れた上級生何かは、油断してこの手のモンスターに遭遇して痛い目に合う確率が高い。


去年も今年も擬態するモンスターによる学生への被害が報告されており、民間では亡くなってしまった潜行者もいる。

ダンジョンとは常々生死が隣り合わせの場所なのだと肝に銘じてほしい。


背後から迫る気配に、見もせずハルバートの石突を突き出す。

何かに当たる感触。


『Gyaa!』


振り返ると、腹部と思われる所に穴を空けた影がいた。

影はそのまま空気に溶けるかのように消えていく。


カランという落下音が2つ鳴る。

影が消えた後にはこのモンスターの魔力結晶と小さな箱が残っていた。


今日の運はいいらしい。

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