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そうだダンジョンに潜ろう 11

耳障りな悲鳴と共にアサシンシャドウは魔力結晶を残して消えた。



改めて周りを見渡す。

暗い遺跡の様な階層。


正にダンジョンといった風体だ。

こういったエリアには本当に様々なモンスターが現れる。


先程のアサシンシャドウの様なスピリット系、ミノタウロスの様な亜人系やスライム系等のファンタジーなんかでお馴染みのモンスターが現れる。

勿論これに限った話でなくその他多くの種族のモンスターが現れる。


多彩故に出現モンスターの予測は難しく、旧新宿駅ダンジョンは特にその傾向が分かり辛い。

通路も一見ちゃんと整備されている様に見えるが、全体的に似たような風景になっている為、自分の現在位置を忘れない様にしないと簡単に道に迷ってしまう厄介な地形だ。


対策本部に来る救助要請の半数近くがこの手の遺跡型ダンジョンという事実がその厄介さを物語っているだろう。

慎重に歩みを進めながら先に進む。


接敵する事無く一回り広いフロアに出た。

その中央には金属で装飾された木の箱、所謂宝箱の様なものが置かれていた。


明らかに怪しい…。

その宝箱からはひしひしと殺気を感じる。


俺に気付かれた事に気付いたのか、その宝箱改めミミックは牙をむき出しにして襲い掛かって来た。

半歩横にずれて飛びつき攻撃を回避。


回避と同時に上から拳を振り下ろし地面に叩きつける。

ミミックはそのまま箱ごと木端微塵になる。


ミミックの絶命を知らせる黒い霧が空気に溶けていく。

ミミックがいた場所には手の平ほどの魔力結晶と小さな袋が残っていた。


「これはラッキーだな。」


俺はその袋を拾い中を確認する。

大きさの割に重い。


中には空洞が広がっていた。

思っていた通り商人が喉から手が出る程欲しがっている袋だ。


中身を出してみると、見た事の無いデザインの金貨が数枚と数種類の宝石が入っていた。

俺は部隊の女性陣に良い土産が出来たと思うのだった。

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