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そうだダンジョンに潜ろう 8

奴の目には先程までの驕りの感情が消えていた。



先程とは違い、こちらを慎重に見定めようとしている様子のトライデントティタノ。


「「「guruuuuu」」」


六対の目が俺を凝視し低く唸る。


「おいおい、そんなに見つめるなよ。照れるだろ。」


軽口を叩いて今度はこっちから動く。

ゆっくりとした動きの一歩目を踏んだ次の瞬間に急加速。


奴は一瞬俺を見失ったのか、目の前に来た俺に面食らった様子。

巨体がたたらを踏み怯む。


実戦経験のあまり経験してない個体なのだろうか?

身体に傷もないため、自分と近い、もしくは強者と戦って来なかったのかもしれない。


だからといって容赦するつもりはないが...。

両足を魔力で強化し、飛び上がった時に呆けて空けていた左側の上顎を掴む。


ミチミチと嫌な音が鳴り、そのままの勢いで頭部の上が千切れる。


「「GyaAaaAaaaa!!!」」


大量に吹き出る血と残りの首2つが上げる悲鳴。

左の首には下顎しか残っていない。


やってしまった。

首ごと行こうと思っていたのに勢いがつき過ぎてしまい、頭部の上部分だけ取れてしまった。


頭部があった場所には下顎と舌だけが残り、食道の穴がぽっかりと空いている。

地面に着地し、片手に持った頭部を地面に下ろす。


自分の全身を見る。

返り血は魔力で弾いたので、俺に汚れはない。


一安心だ。

血濡れで帰ったら隊員が余計な心配をしてしまうかもしれない。


改めてトライデントティタノに目を向ける。

減って4つになった目と目があった。


その瞳には怯えと動揺の色が見える。

俺が一歩前に進む、トライデントティタノが一歩後ずさる。


残念ながら俺に対して完全に及び腰になってしまったみたいだ。

こうなったらもう勝負にならない。


先ほどと同じ様に一瞬で距離を詰める。

今回はすれ違うように空いた食道の穴から魔力の玉を奴の体内に入れる。


俺は少し離れてその魔力を爆発させた。

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