そうだダンジョンに潜ろう 5
練った魔力を打ち終わる頃にはモンスターの残骸と魔力結晶しか残っていなかった。
植物型のモンスターは実入りが少ない。
素材になる部分が少ないからだ。
中には美味しい実を付けるモンスターもいるが、基本的に実入りが少ないのだ。
もう少し研究が進めば何かしらの利用価値のある素材を発見できるかもしれないが、現在ではまだ発見されていない。
そのため討伐後は魔力結晶を回収したら基本放置になる。
拮抗した実力の者からしたら出会うだけで厄介なモンスター群と言えるだろう。
俺の場合ここにストレス発散に来ているため問題ない。
少し弱すぎるのが残念ではあるが…。
俺は魔力結晶を回収して先に進む。
すると、高速で近づいてくる魔力と共に風を切る音が聞こえたきがした。
俺は咄嗟に背後に魔力の壁を張る。
張った瞬間に何かがぶつかる衝撃。
目を向けると2メートル程にもなる巨大な蜻蛉の様なモンスターが仰向けに地面に落ちていた。
誰が言ったか定着していたこいつの名前はメガネウラ。
古代の巨大トンボと同じ名前だ。
俺の魔力壁にぶつかった衝撃からか、気絶しているみたいだ。
こいつの食性は雑食で、動くものなら何でも食べる。
驚異的なスピードで獲物を掴み空中に飛び上がると、硬い外殻や頑丈で厚い皮膚、果ては金属ですらものともせずに、その頑丈な顎で噛み砕きバリバリと食べてしまう。
このモンスターにかかれば人間の装備や骨なんかは、スナック感覚で噛み砕いて食べてられてしまうだろう。
恐ろしや。
しかし、このモンスターの羽や複眼、甲殻何かは光を反射して虹色に輝く性質がある。
その綺麗さからアクセサリーや置物等の色んな装飾品として、またはすりつぶして水と混ぜて絵の具や着色料としての需要がある。
メガネウラの染料で染めた布は、ドレス1着分で200万円で競り落とされた記録がある。
布だけでだ。
その後加工されて、実際のドレスが幾らになったかは想像し難いものがある。
まぁ何はともあれ、倒せれば美味しい獲物だ。




