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そうだダンジョンに潜ろう

只野 優斗の独白 ⅩⅤ

俺が炊き出しを始めて何日かたった頃。

日に日に炊き出しを求める人の数は増えていった。


それに伴い俺の手伝いを申し出てくれる人も増えて行った。

でかい寸胴鍋を持って来て使ってくれと言ってくれた人。


元料理人や給食センターに従事していた人が料理をすると言ってくれたこともあった。

そのおかげで俺の出来る範囲はどんどん広がって行った。


俺は空いた時間であの洞窟に潜り食材になりそうな生物を狩って解体して彼等彼女等に渡す。

そして料理して炊き出しとして出してもらう。


ダンジョン発生時の混乱の中そんな事をしている集団が目立たない訳なく、程無くして政府から声が掛かる事になる。

そしてその時初めて俺はあの洞窟、後にダンジョンと呼ばれる場所からの唯一の生還者という事実を知った。


政府の人間からは事情徴収を求められたが、炊き出しがあるからと断った。

すると彼等は支援するからあの洞窟での生存方法や他の生存者の存在など教えて欲しいと言われた。


それならばと彼等の話を聞くことにした。

そこで俺はいない間に何があったのかを知った。


急に大きな地殻変動が広範囲で起き、多大な被害が発生。

その災害が発生して今は半年が経ち、政府の備蓄の食料も底を着きかけているそうだ。


半年?俺は少なくとも二年以上はあの空間で過ごしていたはずだ。

その事を伝えると彼等は信じられないといった様子で俺を見ていた。


そして彼等が不意にこぼしたある情報。

悪魔と呼ばれる存在が隔離施設に収容されている事を…。


俺はその事に何やら嫌な予感がした。

そしてその予感は残念な事に的中する事になる。


後に適合者と呼ばれ、ダンジョンで活躍してくれる彼等彼女等。

そんな人々が迫害されている事を知った俺は、彼等の人権回復を目指す活動を始めるのだった。

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