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学園の生徒達 10

クレームは対策本部長宛で頼む。



生徒たちの訓練並びに評価はその後も問題なく進行し、無事終了する運びになった。

参加した生徒達に合格を伝えると共に、パーティの改善点を指摘する。


生徒たちは合格の結果に喜び、改善点を聞いて身を引き締める。

中にはこの後すぐにでも潜りたいといった様子でウズウズしている生徒や、無事合格出来て胸を撫で下ろしている生徒もいる。


何はともあれ大きな事故なく無事に終えられたことはとてもいい事だ。

俺が付いている為このダンジョンで万が一なんてありえないが、自主訓練で個人や班で潜る際は無理せず安全マージンをしっかりと取って行動してくれる事を願う。


今回で全員レベルは4まで上がり、適合者である後藤(ごとう)は6レベルと、頭一つ抜けたレベルに達している。

これは彼女のパーティの戦術が彼女を中心としたものだからだろう。


普段から後藤がそのスピードと攻撃力で前線をかき回す作戦をとっているのかは分からないが、現状では彼女の攻撃力は過剰気味だ。

攪乱の為にモンスターを攻撃すれば、そのスピードの乗った攻撃にそのまま討伐してしまうといった場面がいくつもあった。


普段であれば一撃でモンスターを倒せるのはいい事なのだが、今回は訓練、しかも試験の側面もある。

これには班員は苦笑い。


本人も理解はしているみたいなので、マイペースながらも少し困っていたようだ。

しかも猫の特徴を持っている為か、ホーンラビットを見る目が完全に狩る者の目になっていて、一切手を抜かない全力の攻撃を繰り出していた。


彼女に関しては適合者としての自分の特徴理解も今後の課題かもしれない。

自分の特徴としっかり向き合い、本当の意味で力を使いこなせるようになるのを楽しみにしている。


彼女は間違いなく次代のエースになる事だろう。

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