学園の生徒達 6
スライムのいた所に極小の魔石だけが残されていた。
田嶋班の戦闘後、1年生達の訓練は順調に進んでいった。
続く班も時間を掛けつつも順調に討伐を成功させていく。
ダンジョンの中でもかなり難易度の低いダンジョンとはいえ、殆どがレベル1の学生達だ、万が一が無いよう複数現れた場合は俺が一匹になるように調整して戦って貰っている。
これならば学生達も目の前だけに集中して戦えるため、そんな事も起きないだろう。
水瀬班もぎこちない動きながらも何とか青スライムを討伐する事が出来た。
前衛が引きつけ後衛が言霊で倒す。
基本に忠実で堅実な戦い方だった。
まさに教科書通りといったものだろう。
そして後藤班だが、モンスターの発見と同時に後藤が弾丸のようなスピードで飛び出し、一人でモンスターを討伐してしまった。
どうやら前々から突出する傾向があるようで、班のメンバーは頭を抱えているようだ。
レベル1であの速さ、適合者のポテンシャルは本当に凄いと思う。
一度全ての班がモンスターを討伐を終えたので、彼らに今の評価を言っていく。
田嶋班は今のところ言うことなし。
水瀬班は基本通りに動けているが、後衛の命中力が低すぎて魔力を無駄に使いすぎている。
今は弱いモンスターのため、致命傷をくらう心配はあまりないが、もう少し精度を高めて討伐速度を上げるように伝える。
だが、言霊の威力は申し分ないのでそこは褒めておく。
後藤班はおそらく参加者の殆どが分かっていたであろう。
後藤の突出しすぎな行動を指摘、班員達もやっぱりといった反応をみせるが、時と場合によっては有効な作戦になり得るので、その事を伝えると一塊になって何やら作戦会議を始めた。
現状を憂うのではなくどうするかを考えているようで、教える側は嬉しく思う。
各班に評価を伝え終える。
一度休憩を挟み、午後の訓練を始めるとしよう。




