学園の生徒達 4
彼等はある程度目を離していても大丈夫そうだ。
次に目についたのは先程とは真逆。
パーティーの4人全員がガチガチに緊張している。
リーダーは水瀬 真澄。
今年18歳の少女で、獲物はステッキ型の魔法杖。
言霊による後方支援と遠距離攻撃が主な仕事で、普段なら彼女がパーティー全体の動きを見て冷静に指示を出しチームワークで戦うらしいのだが…。
この状態ではいつもの実力を十二分に発揮できるのだろうか?
リーダーの緊張と不安がパーティーメンバーに伝播してしまっている。
あんまりいい状態ではないな…。
このパーティーは注意して見ておく必要がありそうだ。
その状態でも合格出来るよう頑張って欲しい。
そして今年入った適合者、猫耳の生えた女性である後藤 美華。
彼女はマイペースな性格らしく、自分のパーティーが緊張している中で落ち着いている。
落ち着いているというより暇そうに欠伸までしている。
今から命のやり取りをするというのに何とも緊張感の無い奴だ。
まあ、それくらい落ち着いていてくれてた方がこちらとしても安心して見てられる。
だがパーティーメンバーはそうと言ってられないのか、落ち着いている彼女とは裏腹に他3人はかなり緊張しているようだ。
彼女の戦闘スタイルは素早い動きで敵を翻弄し、ヒット&アウェイで削っていくスタイルだ。
武器はナックルダスター。
適合者のポテンシャルは計り知れない。
1年の中で個人では彼女が確実にトップの実力を持っているだろう。
まあ、座学の成績はあまり良くないらしく、訓練でも個人で突出する事が多いみたいで、担任が頭を抱えているそうだ。
彼女は問題ないだろうが、振り回されるパーティーメンバーには気を使ってあげないといけないだろう。
他のパーティーにも目を配る。
水瀬の班以外は何とかなりそうか?
ある程度レベルアップまではきちんと見ておかないとな。




