学園の生徒達 2
俺は心の中で生徒達を応援するのだった。
ダンジョン学園にある学科は4つ。
水藻のようにダンジョン生物学を専攻とするダンジョン生物科。
土倉のようにモンスターの素材を加工する技術を身に着ける工学科。
言霊や魔力を使った武技に関する研究者を目指すダンジョン科学科。
そしてこの学園の目玉であり、ダンジョンに潜るための技術や知識を学ぶ潜行科。
設立から4年の出来立ての教育機関だ。
東京ドームが2つは入る敷地面積を有し、最高の学習環境と自主訓練等が出来る様に準備している。
学生用の寮も用意し、専属の医療スタッフや料理人等も雇って万全の状態にしている。
その体制と施設環境のおかげか知らないが年々募集倍率は上がっており、大変順調と言えるだろう。
入学年齢に制限は設けていないため、それも倍率の高い要因の一つだろう。
学費は1年目は免除しており、ダンジョンに潜れるようになってから持ち帰った素材や魔石で支払ってもらう形をとっている。
家庭環境によっては完全免除もしているので、門戸はとても広く開けられている。
時折百合、水藻、土倉も特別講師として各々の専攻分野で生徒達に教鞭をとってくれていて、各分野の最前線を行く彼女等の授業のレベルはとても高く、他の追随を許さないものだと自負している。
卒業後は主に対策本部関係の施設に就職し、潜行科はダンジョン潜行許可証も卒業と同時にノー試験で取得できるため、特に人気が高い。
多数の入学希望者のために入学人数を増やしてあげたい気持ちはあるのだが、如何せん教員のキャパが足りない。
今でも結構ギリギリの状態なので新しい教員が見つからない限り、増員は難しいだろう。
ここでも人手不足…全く頭の痛い話だ。
俺はまたもや頭を悩ませながら訓練に参加するメンバーの名簿を開くのだった。




