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その後とこれからと 8

俺の声はそれに遮られた。


声と同時に土倉(つちくら)の魔力が膨れ上がる。

結晶装備が輝き武器が展開されそうになる。


今日に至るまでの経緯を知っていた俺はどこかのタイミングでこうなるのではないかと予測していたが、それは思っていたよりも早かった。

咄嗟に反応できたのは俺も含めて3人。


俺は2人の間に入る様に立ち、月隠(つきごもり)が正面から腕を押さえ、蜜園(みつぞの)が背後から羽交い絞めにして土倉を止める。

ひりついた空気が会議室を満たす。


水藻(みなも)、自分の研究が順調に進んで嬉しいのは分かるが最後のは言い過ぎだ。」

「…失礼しました。」


先程の様子とは違い神妙な雰囲気で頷く水藻。

自分がどんな発言をしたのか遅れて理解してくれたようだ。


視線を土倉に移す。

皆の前で感情的になったのを悔いているのか、抵抗する様子もなく羽交い絞めの状態でうなだれている。


「土倉…。」

「ごめん。つい感情的になっちまったね、反省するよ。」

「まったく、気を付けなさいよ。」


その言葉を聞き蜜園と月隠が離れる。


「はっはっは!土倉が珍しく血気盛んだな!」

「ふぉふぉふぉ。若さがうらやましいですな。」

「そういう状況ではないですわ…。」


呑気な様子で眺める義重(よししげ)殿と騎士道(きしどう)

しかし2人とも自らの結晶装備に手が伸びている事から、何かあれば動くつもりではあったのだろう。


そんな2人に呆れた様子で額に片手を当てている白金(しろがね)

彼女の空いている手も自分の結晶装備に伸びている。


皆何となくこうなる事を察していたのかもしれない。

俺は土倉が落ち着いた事を確認し席に戻る。


「取り敢えず皆席に着いてくれ。報告の続きを頼む。」


俺の言葉に次の白金が報告を続ける。

内容は最近の広告効果がどれ程出ているかや、対策本部に対して市民がどんなイメージを持っているか等が上げられる。


開始前に持っていた資料は結局使わなかった。

この場の雰囲気を見て遠慮したのだろう。

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