あの後とこれからと 6
俺はまた一つ悩みの種が出来たのだった。
数日後、再び隊長会議を開いて現状の情報共有並びに保護観察状態の3人についての意見交換をすることになった。
何でも水藻が熊谷の活躍である研究に関しての進歩があったらしく、その事で土倉を煽るような発言があったらしい。
それに対して土倉は過去にない程の激高(その場に居合わせた研究者談)をしたらしい。
研究内容的に水藻に熊谷を預けたが、どうしてこうなってしまったのか…。
そしてその怒りは収まることはなく困り果てた両陣営の職員から俺に連絡があり、両者と俺が面談を行う流れになったのだが、何処かでその話が漏れたのだろう。
他の隊長達も人員や活動についての話をしたいと手をあげたのだ。
これに関しては本当に申し訳ないが、対策本部の扱っている情報や仕事の内容的に事務員にもある程度の信用を必要とする為、常に人手不足の状態だ。
今回の3人は特例で、その能力の高さから無理矢理ねじ込んだ形になっている。
人数の多い第二部隊ですらその広い管理範囲をカバーしきれていないのが現状で、ギルドが出来てからは特に人材の取り合いが白熱している。
最近ではちらほらと小さな組織が出来ているみたいで、余計に人手不足が加速しているのが現状だ。
まぁ、立ち上げたまではいいがその後の組織運営が出来なくて最終的にはどちらかの門を叩くといった事態になっているようだ。
どこも大変そうだな…。
早めに組織の基盤を作り上げててよかったと思う。
学園の設立が間に合ったのも大きいだろう。
手元の書類を片付けながらそう結論付ける。
これが終わったら各隊長達から送られてきた意見書に目を通さなければならない。
内容は大体察しが付くため少し気が重い。
そう思いながら手元の書類を片付けて行くのだった。




