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只野、隊長達のお願い聞いて周るってよ 第五部隊隊長 白金 瑠璃華編 14

俺は1つ目の動画撮影が無事終り胸を撫で下ろした。



少々撮影に手こずったかと思ったが撮影班曰く想定の範囲内らしく、むしろ早く進行しているらしい。

ならばという事でそのまま次の動画撮影に移る流れになった。


場所はこの場より更に奥にある水場付近。

移動しながら動画の素材も撮りたいと注文があったので、発見したモンスターは白金(しろがね)と共に積極的に討伐する事にして歩みを進める。


感知能力があるとは言え守りながらの戦闘だと骨が折れるので、白金が護衛に入ってくれるのでとても助かる。

白金(しろがね)も解説しながら撮影出来るから大助かりだそうだ。


喜んでもらえているなら交換条件で出した意味があったというもの、このまま順調に進んでくれると嬉しい。

目の前に飛び出してきた魚にそのまま足が生えた様なモンスターを針状に伸ばした魔力を飛ばし一撃で葬る。


「魔力の視えない方々に説明いたしますわ。今マーマンを討伐した攻撃は只野さんによって放たれた魔力の一撃ですわ。針状に伸ばした魔力に回転を加えてさながらライフル弾のように打ち出したのですわ。潜行者じゃない方々に申し上げておきますがこれは普通出来る事ではありませんわ。実際魔力操作に多少の自信がある(わたくし)も出来ないですわ。」


後方を確認すると、白金が解説しながら撮影班と付いてくる。

所々にある植物のツタに絡まれてミイラのようになっているモンスターだったモノは白金の言霊によって作られたモノだろう。


発動が難しいと言われているこの(わざ)を複数かつこの短時間で発動出来てる時点で、見た者は彼女の実力がかなりのものだと察する事が出来るだろう。

彼女はその後も先程の俺の魔力操作技術がいかに凄いかという事を熱く語り続けながらも油断なくモンスターを対処している。


俺が全て対処しようかと一度提案したがそれはやりすぎらしい。

曰く「私も出番が欲しいですわ。」らしい。


撮影班からも彼女の画も欲しいとの意見があったのでそれならばと思った次第だ。

世の中の需要を考えたら当然の事ではある。

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