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只野、隊長達のお願い聞いて周るってよ 第五部隊隊長 白金 瑠璃華編 13

そして無傷の只野が汗1つかかず何とも無い様に立っていた。



白金(しろがね)が言霊で砂煙を払ってくれたおかげで視界が戻って来た。

この辺りはここまで砂煙は上がらないと思っていたがそんな事も無いみたいなので、次から気を付けよう。


「お疲れ様ですわ。予定の討伐対象ではありませんでしたが、良い画が撮れた様ですので良しとしますわ。」

「お、それならわざわざ形を残して討伐した甲斐があったな。」

「やはり何かしてたんですわね。豪快な衝撃音と砂煙の割には形が残ってたので不思議だったのですわ。叩きつける際に発生した魔力がタネでしょうか?」

「ああ、撮影前に服を汚したくなかったからな。魔力で包んで甲殻の強度を一時的に上げたんだ。討伐できなかったら元も子もないから調整に少し気を使ったよ。」

「素晴らしいですわ!流石という言葉しか出てきませんわ!」

「おいおい、褒めても何も出ないぞ。」


やたらとテンションの高い白金を相手にしつつ絶命したフライングビートルを見る。

我ながらキレイに倒せたものだと思う。


そのまま叩きつけてはまずいと思った時には既に空中に飛び上がった後で、咄嗟の行動だったが上手く行って良かった。

倒し切れなかったり硬化が足りなかったらどうしようかと思ったが、そこの調整もちゃんと出来ていたようで何よりだ。


一安心した俺は撮影班に視線を向ける。

丁度撮ったものを確認している所の様で、撮影班が録画された動画が映し出された端末に張り付き吟味している。


ドローンで撮影した別の動画とも見比べているのだろう画面を見る彼らの表情は真剣そのもので、良いものを作るという気概がひしひしと伝わってくる。

そして待つ事数分。


対象は違うがフライングビートルも強力なモンスターである事。

倒し方も分かりやすく、グロくなり過ぎなかった事などが良かったのか無事OKが出る。


俺は1つ目の動画撮影が無事終り胸を撫で下ろした。

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