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ダンジョン潜行者組織代表対抗戦 39

俺の言葉を遮る様に慌てた様子の運営係の者が入って来た。



そこからの話はスムーズに進んだ。

責任者は電話受け取り対応を終えるとすぐさま部下に指示を出し第一試合の終了と事情説明、後程結果発表をする事の旨の説明を参加者達に伝える事を決定した。


会議室ではどのように伝えるのが一番波風が立たないで伝えられるかが話し合われ、電話を受けて約30分後。

責任者の男性の希望で俺も参加した話し合いは終わり今は職員が参加者を集め説明している段階だ。


反応は奇麗に分かれ、説明に納得する者としない者の2つだ。

前者は対策本部チームとギルド連盟のチームで、後者は非所属のチームである。


対策本部のチームは何事も無く受け入れギルドのチームの中には最初納得していない者達もいたが、美白(みしろ)の指示だと聞くと途端に大人しくなった。

この事からもギルド員に対する影響力は絶大だという事が見て取れる。


問題は後者の者達だ。

説明が終わり集計が終わり次第結果発表をすると説明を終わろうとした時だった。


「こんなの不公平だろ!俺達まだ1回しか潜って無いんだぞ!」

「そうよ!なかには2回潜ったチームもいたらしいじゃない!」

「そこに関しての説明は無いのか!」


まあそんな者達が出てくるだろう事は事前に予想はされていたので一応はその場を収め、一度解散する事になった。

彼等にとって理不尽な事で納得いかないのは理解できるのだが今潜っても何も回収出来ないので潜っても労力の無駄ではある。


それを説明で理解し納得するしないは個人差があるとは思うが今は飲み込んでくれると嬉しい。

それも結果次第だろうな。


今現在も職員の尽力により集計作業は着々と進んでいる。

先程裏に行った際に見た限り俺達のチームが一番である事は確実そうではあったが一部を除き後は似たり寄ったりといった感じだった。


参加者の様子を見る限りこんな事があって素直に結果を受け入れるだろうか…。

この後でもうひと波乱ありそうな予感を感じ俺は何とも言えない気持ちになるのだった。

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