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ダンジョン潜行者組織代表対抗戦 7

俺は今後起こりえるトラブルに備える為、思考を巡らせるのだった。



俺が考えている間にも予選は順調に進んだが、やはり参加人数の多さと予選の内容的に時間の掛かるグループも存在し1日では終わらなかった。

残りはまた明日からやるらしいが見ている限り今のところの各組織のゴーレムを倒せたグループの割合は全体で3割、対策本部の参加グループ(俺達も含めて2グループ)は全て討伐成功、ギルド連盟のグループと無所属のグループは恰好では見分けが付かなかったのだが贔屓目が無くても対策本部の部隊員の方が練度が高いように見えた。


勿論中にはかなりの実力を持つ者もいたが、実力の幅がかなりあるといった印象だ。

余裕で討伐する者達、何とか討伐する者達、惜しくも討伐出来なかった者達、手も足も出なかった者達。


沢山の色々なグループが存在し中には動画を撮っていたのだろうか。

カメラを抱えながら挑みそのままやられたグループもいた。


動画配信者ってそこまでするのか?

そっち方面に疎い俺は彼らの何とも言葉にし難い執念の様な物に不思議な気持ちになった。


流行っているらしいし、それで生計を立ててる者にとっては死活問題なのでそういうものだと思っておこう…。

しかしそういった面々は大抵何とも派手な装備に身を包み、そこに何の戦略的優位性があるのかと思ったが、これも見られる仕事である彼等の戦略の一部なのだろう。


閑話休題(それはともかく)今は1日目が無事終わった事を良しとしよう。

ギルド連盟側もこの事はある程度予想していたらしく、日程はある程度余裕を持たせてあった。


事前にあれ程の盛り上がりを見せていたのだ、この状態になるのを察する事は難しくないだろう。

ふと手元に視線をやるとそこには監視する片手間で魔力を込めていた魔力媒体がある。


何もなく暇だったので今の今まで込め続けていたが、ふと見るとかなりの魔力を込めていたらしく今にも破裂しそうな風船の如く魔力がパンパンになっていた。

取り敢えずいつの間にか寝ている百合(ゆり)を起こし今日は引き上げる事にした。

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