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虐げたかった須らくへの愛④
一話から三話までの総括の詩になります。
砂上の楼閣の根本に生えた樹は、今日も憂う。
遥かかなたの苦痛という幸福への起爆剤が、燃え上がる時を悲しまないかと。
勝ち者よ、負け者よ、準備はいいか?運命が言った。
憐れ、崖下に落ちながら。
憐れ、憐れ、憐れ、憐れ、憐れ。
では踊ろう、カーニバルを、常しえのサーカスを。
では詠おう、レクイエムを、賛美歌を。
さて、貴方はどちらが憐れか分ったかい?
「きひひっ!それは誰にも分からないのさ!!!!!」
「ドッチボールですよ。」
たまーに出てくるでやんす君です。
解説役なのでお見知り置きを。
三話毎に総括の詩を謳います。