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◈第1話〉「 深紅の呪い 」








 【01.】深紅の魔法使い 第0章 - イオの記憶 - ◈第0話〉「 深紅の呪い 」







 300年前、世界は戦争で溢れていた。

 亜人族に魔人族、そして人族は、世界の覇権を巡って多くの血を流した。


 それも全て漆黒の魔法使いが世界を黒く染め上げた為だ。

 暗黒期(アンボワール)。闇の魔法使いが世界中を恐怖や憎悪の力で支配していたのは有名な話だ。


 戦争は100年経っても止む事は無く、人々はその時代を“血の100年間”と呼んだ。


 しかし、そんな世界に1人の白い魔法使いが現れる。

 魔法使いは世界中の戦争に介入し、100年続いた戦争をたった1日で収めた。

 そして全ての種族が手を取り合える平和な世界を築き上げたと言う。


 その英雄の名前はエデン。

 彼はたった1人で世界統一を成し遂げたのだ。


 それから300年が経った今でも平和が続いている。

 しかし、魔法使いを見た者は居なかった。


 あの日までは———。












 ねぇ、イオリア。まだ起きてる?

 私はね、時々自分が世界で一番最低で冷酷な人間なんじゃないかって思う時があるんだ。


 救いようも無いくらいに。


 自分のしてきた事が正しい事だったのか間違いだったかなんて神様でも無い限り分からない。

 それでも私が選んだこの世界は正解であってほしい。

 

 きっと自信が無いんだ。

 考えても考えても自分が悪人にしか思えない。


 それに加えて私の目に映る物全てが美しく見えてしまう。私自身はこんなにも醜いと言うのに。

 

 可笑しいのかな?私の心はもしかして壊れちゃったのかな?


 なんだか不思議なんだ。

 今日までいっぱい死んだのに、全て正しかったなんて。


 どうして分かり合えないんだろう。

 どうして理解し合えないんだろう。


 戦争が終わっても、人は争い続ける。


 この世界に魔法がある限り———。

 

 





最後まで読んでいただき、

誠にありがとうございました。


今後とも、

この作品を完結まで描き続ける所存であります。


もし少しでも良いと感じられましたら、ブックマークやコメントなどお待ちしております。


また、アドバイスやご指示等ございましたら、そちらも全て拝見させて頂きたく思います。

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