表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
運命の重なった時  作者: MEGko
諦めていた時間を取り戻す
85/224

困惑する訳

 最初、蒼は黙って唇をかみしめていた。

 自分が下手を打っていたのか……失態どころの騒ぎではない。

 しかし、それに対して宗一郎は何も言わなかった。


 いや、もう触ることができなかったのだ。



「向こうさんが何を考えているのか、わしには分からん。今は何も話は入っておらん。ただ……沙良さんはウチが『お預かり』しているのだ。もし月島彬人自身から『引き取りたい』と申し出があったら……引き留めることはできん」



 蒼はそれ以上何も言わなかった。

 ただ……整理する時間が欲しかった。


 蒼は沙良との生活がずっと続くとは思っていない。

 しかし、このような展開で終止符を打つ未来は想定していなかった。


 沙良が兄の元へ行ってしまったら……。

 別に今生の別れというものでもないが……。


 飲み込めない自分がいた。



 この事実は沙良に伝えるつもりはなかった。

 そして、兄と妹……二人の関係を裂くこともできなかった。


(沙良を諦めるのか)

 それを拒絶する自分がいる。



 そこに良好な関係という選択肢は入っていなかった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ