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戦闘…面倒、そんな訳で第四の眷獣に任せます

現在頭が無い、朱雀です。


スクッ



「「「「「「ッ!?」」」」」」


俺は一瞬の内に頭を元に戻す、相変わらず慣れないな。

周りからは俺の首から上がボヤけて見えて、鮮明に見えるようになったら元に戻っているらしい。


生々しい音がしないだけマシかな。


「どうも、静雄の親友。夜月朱雀です」


まずは自己紹介、これは常識。


「す、朱雀?お前、何で?頭は…」


混乱してるな、静雄。それに比べて


チャキ


「蓮香先輩と生徒会長は何で俺に武器と手を向けているんですか?」


俺は生徒会長と蓮香先輩に問いかける。


「貴様は何者だ?」


「余計な行動を取ろうとしたら問答無用で殺します」


死にません、自分じゃないと自分を殺せません。しかも確率は50%


というか、問答無用って理不尽ではないですか?


「だから言ったじゃないですか、静雄の親友で…吸血鬼の、夜月朱雀ですって」


吸血鬼までならバラしてOKだし…流石に真祖はヤバイと思うからな。


「な!吸血鬼だと!?…そうかお前が理事長の言っていた」


「…その様ですね。まさかこんなに近くにいたのに見逃していたなんて」


あれ?吸血鬼って結構ヤバイ存在?確かに今まで生きてきた中で吸血鬼は俺以外で二人しか会った事ないけどさ。


てか理事長、俺の存在バラしてたのか…明日何かしてやる。


「えっと、正体を明かしたんで武器と手を下げてもらって良いですか?」


「それは無理だ」


「なぜなら貴方は此処で殺しますから」


何故?てか二人は仲が悪いんだよな、何でそんな息がぴったり?


「ストップ!先輩方ストップです!!」


「何だ静雄いや、ルシファー」


あ、マジで静雄ルシファーなんだ…(笑)


「朱雀、今お前を殴りたくなった…じゃなくて、何で朱雀を殺すんですか!?」


俺の心読んだのか?静雄、お前の変態度はついに人の心を読み取るまでに…クッ


「そんなの決まってるじゃない。吸血鬼だからよ」


「だから何で吸血鬼は殺さないといけないんですか!?」


生徒会長、何か吸血鬼に恨みでもあるのか?


「それはなルシファー、吸血鬼はこの世界。というか、天と魔の血を受け継ぐ者全員を敵に回したんだよ」


「世界を敵に回した?」


…おじさん。あんたが話してくれた武勇伝の一部が現在存在している吸血鬼にとんでもない足枷をつけているんだけど。


「そう、昔。ある一人の吸血鬼が私達、天と魔の血を受け継いだ者達を無差別に殺しては体にあるメッセージを刻み込んでいったんだ」


「あるメッセージ?」


あぁ、あれね。うん、聴いてる時は馬鹿だなって思った。


「『我は真祖の吸血鬼、貴様ら偽りの血など根絶やしにしてくれる』と、それが一日に50体程な」


「なっ!?」


ほんと馬鹿だよな。おじさん何やってんだろ?いくら世界がつまらなかったからと言って虐殺はないだろ?

しかも面倒なメッセージをわざわざ死体に刻んで。偽りの血って…人物が死んで、その血を引いて産まれて来た奴等は全員偽りの血を持つ者って言いたいんだよな。


馬鹿馬鹿、そんなんだったら偽りの血じゃ無い生物何て居なくないか?真祖の吸血鬼以外には。


俺?俺は何というか…見えざる神の手の奇跡?


実際俺が何でおじさんの力を受け継げたのかは解ってない、おじさんも理解してなかったみたいだし。


「それから私達は吸血鬼を見つけたら仲間に勧誘、失敗したら殺すって永遠の命令が出てるんだよ」


何とも理不尽な命令で。


「それは酷くないですか?俺はその真祖の吸血鬼とは関係がないのに。只静かに暮らしたいだけなんですよ、誰にも縛られず」


すいません嘘をつきました、メチャクチャ関係あります。

捉え方を変えれば俺がその吸血鬼と言っても変わりがないんだから。


「仕方ないだろう、これは上からの命令なのだから」


そう言って斬りかかって来る蓮香先輩…ってえぇ!?


ザシュ!


「朱雀!」


はい、切られました。胴体真っ二つ、気持ちいい位に真っ二つになりました、上半身と下半身サヨウナラだよ。それと静雄、心配してくれるのは良いんだけど…さっき俺が頭元に戻ったの見ただろ?


「油断するなよ、蓮香。奴は吸血鬼、特注の銀製武器じゃなければ殺せないぞ」


あ、やっぱりそこら辺の事は知ってるんですね。俺の場合は第12真祖だから銀製の武器じゃあ傷の治りが少し遅くなるだけですけど。


そうしてる間に体が元通り。


「先輩、酷いじゃn「(ボッ!)」……」


もうヤダ、何で喋ってる途中で生徒会長は火の球飛ばしてくるんですか?おかげでまた頭が…もしかして無限ループ?


試しにもう一度復活してみる。


「生徒会長、何で人が喋ってr「(ザシュ!)…最後まで人の話聞いて下さいよ!」


また、上半身と下半身がオサラバしちゃったじゃないですか!


あれ?何でそこで生徒会長は魔法陣を手の平に展開させてるんですか?


「消滅しなさい」


ボァァア!!


俺の下半身が消し炭に。


『あれ?おいおい朱雀、何かお前の下半身消し炭になってねぇか?』


『お、ジーク。ニルの相手お疲れ、ニルは?』


『あいつはさっき寝た』


『そっか、でさ。この無限ループどうにかしてくれない?』


『なら俺を出せ。神経麻痺の毒を撒けばそれで終わりだろ?』


『あ、それもそうだな。じゃあ毒にかかったら5分ぐらいで解けるように調整頼む』


『了解っ、そんなの簡単だ』


そうと決まれば即実行。


ちょうど出血箇所もあるし…元のサイズで呼び出す時って小型の時よりも面倒なんだよな、傍から見れば痛々しいし。


「俺の中に宿りし第4の眷獣バジリスク、主の声に答えよ!」


ブシャァァァ!!


出血箇所から大量の血が吹き出る…真祖じゃなかったら失血死ですよ、マジで。


やがてその血は空中に召喚陣を描く


ズズッ


そしてその召喚陣から紫色の鱗を纏い、二枚の赤い翼、、鋭い爪が生えている二本の足、手。そして黄色い目を持った全長約8mのドラゴン、バジリスクが姿を現した。


「な、何だ!その生物は!?」


蓮香先輩、バジリスクを見てその反応できるのは流石部長って所ですかね。


生徒会長もしっかり獲物は握ってますし。他の皆さんは全員固まっています、気絶している方も少しいるな。


「朱雀よぉ、もうやって良いのか?」


「「喋った!?」」


喋りますよ、生徒会長と蓮香先輩は眷獣を見た事がないのか?


俺は生徒会長と蓮香先輩が驚いている間に体を元に戻す。


「良いよ、俺も早く帰ってもう今日は寝たい」


「OK、まぁ神経麻痺の毒だからあんまし気が乗らねぇけどなっ!」


バァァァ


ジークはそう言って口から神経麻痺の毒を出す…最初の頃は修行の一貫としてジークの全種類の毒に耐えるために頑張ったっけな。全部の耐性創り出すまでに何回普通の人間だったら死んだ事か、そのおかげで毒では何も起きないようになれたけど。


「ぐ、がぁ…毒、か」


「こ、れは、つよ、すぎま、す」


そんな事思っている間にも全員に毒が行き渡ったようで全員地面に倒れている…相変わらず怖いな、ジークの毒は。


「終わったぞぉ」


「お疲れです、戻っていいぞ」


「おぉ、また機会が合ったら呼べよな」


「解ってる、またなジーク」


「またな朱雀」


ジークはそう言うと消えていった…俺の体に戻ったんだけどな、毎回どうやって戻ってるのかは謎だ。


さて、逃げるか。


「先輩方と同級生の皆さん、その毒は数分したら動けるようになりますから。もう魔、天の血やらで関わらないでくれるとありがたいです」


最後に、ではさようなら、と言って俺は『架空の存在』を使ってその場の存在を無くし、家に存在させる。




「あぁ、明日からどうしよ?」



…どうでしたか?

何かグダグダだったと思います。


感想その他色々まってます!!



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