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マリーの日記  作者: 雪鼠
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第五話・入学式の、ちょっと前

 ヘルマンが馬車を片付に行ったあと。

 マリーとノエルは、大人しく待っていた。


 マリー(私)にしては異例なことである。

 そう自負している。

 ノエルが不審な目で見てくるくらいだ。

 え………暴れてない?みたいな目で。

 とにかく私の信用がないのはわかった。

 でも、暴れないさ。

 なんてったって、ついに魔法を学べるんだからね!

 こんな所で騒いで、実家送りになるのは御免なのだよ!

 ヘルマンにしっかりと脅されているのさ!

 妙なことをしたら、即、帰ってもらいますからね、と!

 だから静かに待っているのさ!

 あくまでも静かに!

 大人しく!

 貴族的に!

 絵になるような姿勢で!

 なおこの姿勢の維持の限界は刻一刻と近づいている模様。

 あと暇に耐える心の限界も。


「あー………暇………」


 ポツリと呟いてみたり。


「暇って………ヘルマンさんが行ってからまだ10分も経ってませんよ?」


「10分でも暇なものは暇。ノエル、なんか面白いカードゲームとかない?」


「ありませんよ………ゲームの類は馬車の中です。全部置いてきたじゃないですか」


「そういや、そうだった………馬車の旅は最高だったね。食っては寝て、食っては寝て………」


「それだけ聞くと相当な怠け者ですが」


「料理はもちろんヘルマンに任せて………私達はおやつをつまんでゲームに興じて………ちょっと太ったかも?」


「んー………やっぱり、怠け者でしたね。私に至ってはメイドなのに、何の仕事もせずに………」


「まあ後悔してもしょうがない。で、なんか暇つぶしできるものない?」


「おお、前向きですね、お嬢様。でも、面白いゲームなんてありませんよ?カードゲームも、ボードゲームも………鬼ごっこでもします?ちょうど良く、この辺は登れそうな木がたくさん生えてますし。久しぶりに腕がなりますね。美しい空中戦というものをお目にかけましょう」


「いいわね、それ………あ、駄目だ。木登りは貴族らしくない。らしい。ヘルマンによると」


「へえ………貴族でも木登りぐらいしません?ほら、ノール様だってこの前、庭の木に登ってたじゃないですか」


「お父さんは………んー………ほら、私達って、平民貴族じゃん?」


「え…………?」


「ああ、そうだ。木の上になんか引っかかったんじゃなかったっけ?隣のガイアスの手からすっぽりと抜けて飛んだ剣とか、ガイアスの子供が真似して投げたハサミとか、ガイアスの奥さんが恨みを込めて投げた包丁、とか」


「ひとつ、殺人の意思がうかがえるものが混じってますが………刃物じゃなかったと思いますよ。確か………棍棒?かな?」


「どっちにせよ武器じゃん」


「ですね」


「何だったかなぁ………」


「何の話でしたっけ」


「木登りの話だ。うん。とにかく、遊びの木登りは駄目だって話。なんか用事がなくちゃ」


「用事を作りましょう」


「強硬手段」


「私がお嬢様の教科書を木の上まで投げます。そうすれば、鬼ごっこの最中にヘルマンさんが戻ってきても教科書を取っていたという言い訳が通じます」


「強硬手段。でも良案」


「でしょう?」


「んー………そうだね、やっちゃおう。教科書を取るためなら仕方ない。木登り鬼ごっこなんて、久しぶりだなぁ」


 そんな感じに話し合って、教科書を木の上まで飛ばすことが決定した。

 鬼ごっこか。

 暇つぶしには丁度いいや。

 えーっと、教科書、教科書………どこだっけか。

 ゴソゴソ。


 カバンをまさぐっていると、何者かが声をかけてきた。


「よう。お前、何してんの?忘れ物?俺のを貸してやろうか?」


「むむっ。やあやあ、君はいつぞやの………えーっと」


 誰だろうこの人。

 知り合いみたいに話しかけてきたから、私と面識があったのかな?

 いやでも、ホントに誰だこいつ?

 金髪のイケメン男子。

 幼さが残るものの、強気そうな雰囲気がにじみ出ている顔。

 本当に覚えがねえ。

 一応失礼のないように知り合いみたいに返事してみたけどさ。


「え?会ったことあるか?俺たち」


 初対面かよ。

 その鋼のメンタルに脱帽だわ。

 なんで見知らぬ他人にそんなにフランクに話しかけられるんだろう。


「うんにゃ。多分初対面だと思う。」


「うん、だよな。お前も新入生か?」


「そうだよ。今、木の上に投げるための教科書を探してたところ」


「?」


「………気にしないでいいよ。忘れ物じゃないから」


 強気な見た目にそぐわない優しさだな。

 他人のために自分のものを貸そうとするなんて。

 惚れるわー(棒)


「あ、そうだ。君は貴族?」


「そうだけど」


「ああそう。一つ聞きたいことがあるんだけど」


「なんだ?」


「木登りってしたことある?」


「木登り………?子供の頃に一回、登ったことがあるかどうか、といったところだな。あまり記憶に残っていないが」


「そんなもんか………ほら、ノエル。やっぱり、貴族でも木登りすることはあるんだよ」


「そのようですね。ちなみに、あなたはどうして木登りをしたのか、とか、覚えていらっしゃいますか?」


「俺か?ええっと………遊びたかったからじゃないのか?」


「だよね」


「ですよね」


「二人して共感されてた………これは何の確認なんだ?状況が理解できないんだが。この荷物はなぜ広げているんだ?」


「木を登るために教科書を探している」


「さっぱり分からん」


 ふむ………。

 貴族らしからぬ、ズケズケとした物言い。

 私といい勝負だ。

 負けてやるつもりは毛頭ないが。

 「貴族的な」物言いって、なんだか苦手なんだよね。

 回りくどいし、理解は相手におまかせって感じだし。

 比喩は詩だけで十分なんだよ。

 貴族の誇りがどうとか騒ぐ前に国語の勉強をして、言いたいことが伝わりやすい喋り方を学んでほしい。

 隠語に至ってはなぜ使うのか分からねえ。

 普通に喋れよ。

 誰かに聞かれたくないなら、密室で喋れよ。

 その点、彼には好感が持てた。

 タメ口だし、正直だし。

 私のことを下に見てないし。

 できれば、友達というやつになりたいな。

 

「君、名前は?私はマリー。マリアカラティ・シクティカル。よろしく」


「俺は………エリクアルノ・ウィリアムソンだ。エリックって呼んでくれ」


 手を差し出すと、彼、エリックはがっしりと握り返してきた。

 男の友情的な。

 私は女だが。

 うん、これは、もう友達ってことでいいのかな?


 と、そこで驚きの事態発生。


 虫が私の喉に飛び込んだ。

 口の中じゃなくて、喉の奥の方に。

 ヒョイッと。

 で、めっちゃ咳き込んだ。


「んゲッホ、ゴッホォ、ゴフゥ」


「!?なんだ、どうしたマリー!」


「お嬢様?どうしました?」


 エリックとノエルが、私を心配する声が聞こえる。

 2人には悪いが、今はかまってられない。

 虫を飲み込む趣味はない。

 いくら平民貴族でも、だ。

 あ、いや、食用の虫は食べたことあるわ。

 芋虫みたいな見た目のやつ。

 でもこの虫は、食用じゃない。

 絶対に。


「ゴッホ、ゴホン、お゛え゛え゛」


「おい大丈夫か?おい!?」


「お嬢様、またなにか拾い食いしました?」


 拾い食いなんてしてねーよ、てか、いつも拾い食いしてるみたいな言い方やめろ。

 そう言いたかったが、虫を吐き出すのに精一杯で、文句を垂れる暇はない。

 くそっ、まだ虫が出てこない。

 喉の中で羽ばたいてるのを感じる。

 耳の奥の方で羽音が響く。

 喉の内側を誰かに勝手に触られてる感じ。


 きぼちわるぅっ!!

 死ぬっ!!

 これは、死ぬっ!!


「ごえぇ、ゴフッ、ゴホッ。ぼええええぇえ」


「おい、マリー、何を拾い食いしたんだ?吐き出せるか?」


 だから、拾い食いしてないって。

 いや、背中叩かなくていいよ。

 喉に詰まったわけじゃないから。

 てか、痛い、痛いよエリック。

 力つよいよ。

 背中いたいよ。

 んな必死に叩かなくていいから。

 むしろ咳き込んじゃうから。


「ゲッホゴッホ、ゴホゴホ、いだい、ぢょ、エリっ、ク、背中、いた、んゲッホごほ」


「ウィリアムソン、貴様、何をしている!」


 ここで事態は更に混迷を極める。

 どうやらエリックと面識のある誰かが、この現場を見たらしい。

 声からして男。

 顔を見る余裕はないからどんな顔かは分からない。

 で、何故か私はエリックと引き離される。

 新しく来た誰かさんが、私の手を引いたようだ。

 うん、背中を叩かれなくなったのは嬉しいが、急に引っ張られるとそれはそれで咳き込む。

 やばい、まだ虫が喉の方で暴れてる。

 肺に入っちゃうかもしれない。

 吐き気が、ちょっと。


「ん゛ん゛っ、ガホッ、ヒューコー、んゲホッ」


「ウィリアムソン!女性に暴力を振るうとは何事だ!」


 暴力じゃないです。

 むしろ助けようとしてくれてました。

 逆効果だったけど。

 と、誰かさんに言いたかったが、いまだにせきが治まらない。


「あー、王子様、別に暴力をふるってたわけじゃありませんさ。こいつ、なんか変なものを食べたみたいで……」


 なんも食べてないよ。

 虫なんか食べたくないよ。

 てか今、王子様って言った?

 じゃあこの誰かさんは、王子様か。

 マジか。


「戯言を………私は見ていたんだぞ!貴様が、この女子生徒の背中を殴りつけているのを!可哀そうに、うずくまって………貴様は、弱いものをいたぶるのが趣味なのか!?」


 違います。

 いじめじゃありません。

 うん、ありがとね、王子サマ。

 背中を支えてくれて。

 でも、ちょっと離れてくんないかな。

 ほら、私、今、咳き込んでるじゃん。

 つばとか、服についちゃうよ?

 不敬罪で死刑とか冗談じゃないから、離れてほしいな。

 あ、虫、喉から出た。

 口から外に出ていった。

 こ、これで、この地獄から開放された…………!!

 助かった!


「たしかに背中を叩いたが………!それはこいつが急に咳き込みだしたからで………!」


「言い訳をするな!貴様の言動は常日頃から目に余っていたが………ついに本性を表したな!野蛮で粗野な、その本性を!」


 なんのこっちゃ。


「んんっ、ゴホン、あー、王子サマ?げほん、えーっと」


「おお!大丈夫かい、レディ。こんな輩に目をつけられるとは、災難だったね。でももう大丈夫さ。君の受けた暴力の分、彼にはしっかりと償ってもらうからね」


「え、いや………」


「おい!だから俺は、別に何もしてねぇって言ってんだろ?」


「白々しいぞ、ウィリアムソン!貴様が彼女に手を上げているのを、私はこの目で見ていたぞ!」


 たしかに手を上げていたけれども。

 それは暴力ではなくって。


「だ・か・ら!こいつが咳き込んでたから、背中を叩いてやったんだよ!」


「ほう?その程度の理由で叩いていたにしては、手の勢いが過ぎているようだが?」


 それはそう。

 結構痛かった。


「あーっとですね、王子サマ………」


 と、私が王子様に説明をして、エリックへの疑いを晴らそうとしたところ。

 またもや乱入者が、若干1名。


「あなた!なんでマルコ様に近づいてるの!」


 という声とともに、私は突き飛ばされる。

 割と容赦ない威力。

 まさか背後から押されるとは思っていもいなかったので、当然、地面に両の手をついて倒れてしまう。

 痛い。


「マルコ様に近づいてんじゃないわよ!この、アバズレ!」


「……………」


 誰がアバズレだ。

 殺すぞてめえ。

 と、思いはするが、口には出さない。

 所詮、10歳の子供の悪口だ。

 そこまで真に受ける必要はない。

 突き飛ばされた恨みは忘れんが。


 ちらりと乱入者の顔を見る。

 金髪の巻き髪。

 なかなかの美女。

 姉さんたちと同じタイプか。

 ちくしょう、いいなー金髪。

 てか、まる子様って誰だよ。

 某人気アニメの?

 ちびマルコ様ってか?

 いや、うーん………それは誰だよ。


「ああ、マルコ様、あんな女に触られて………!気分は大丈夫ですか?」


 いや、ひどいって。

 私が触る=気分が悪くなる、っていう認識なの?

 どゆこと?

 ちょっとこの女の思考回路が理解できん。


 不可解な心配をしている女に対して、王子サマ―――マルコと呼ばれていた―――は、エリックとの喧嘩に夢中である。

 残念だったな、女。

 見向きもされてないぞ。


「いつものお前の悪い癖だ。いっそわざとか?どうも俺の行動を悪意あるものとして見ているよな」


「現に悪意があるんだろう。それともなんだ?悪意がなければ何をしてもいいと?」


「そうは言ってねえよ。だが、俺は今回の件では、悪意もねえし、危害も加えてねえ。責められる筋合いはないって言ってるんだよ」


「は?いや、さっき、この女生徒に暴力をふるっていただろう?言い逃れはできないぞ」


「だーかーらー!俺は暴力をふるってたわけじゃねえ!咳き込んでたから補助してやっただけだ!さっきから何度も言ってんだろ。お前の耳は腐ってんのか?」


「………あ?貴様、今なんと言った?私の耳が、なんだ?」


「腐ってんのか、と言ったぞ」


「………!!許さんぞ、貴様ぁ!」


 切れるポイントはそこなの?


 乱入者改め、金髪女は私に話しかけてきた。


「そこの女!聞いてるの?どういう了見でマルコ様に近づいてるのよ!?」


「え………私?」


「あんた以外の何がいるってのよ!?そうよ、お前のことよ!」


 『女』呼ばわりと『お前』呼ばわりはひどくね?


「えーっと………私とエリックが話してたら、王子様がなんか近づいてきて………」


「言い訳する気!?許さないわよ!!」


「いや話ぐらい聞けよ。まだ全容の5%も話してねえよ」


「なに?口答えする気?私に向かって?舐めてるの!?」


 ヒステリー女かよ。

 苦手なタイプっていうか、なんというか、もう嫌いだ、この人。

 どういう了見かを聞いてきたのに、いざ話そうとすれば完無視かよ。

 騒ぎたいだけかよ。こいつ。


「マルコ様はね!私の婚約者なのよ!!だから、他の女は話しかけちゃ駄目なの!触るなんて論外!わかってるの?」


「はあ………」


 すげえな、この金髪女。

 超絶、重い女じゃん。

 自分ルールを他人に押し付けるのに、一切の躊躇がない。

 まったき自己中。

 そして、重すぎる婚約者(王子様)への愛。

 愛ゆえの、えげつない言動。

 なにげに王子サマの婚約者という地位を手に入れてるのも、すげえ。


「そもそもあなたは!!私が誰なのか、わかって反抗しているの?」


 知らんがなそんなもん。

 顔も見たことねーよ。

 見たことあるわけねーよ。


「私は公爵家の娘なのよ!?マルコ様に釣り合うのは私だけなの!!あなたみたいなイモ臭い女は、マルコ様のお目汚しにしかならないわ!!」


 お、おう………。

 すごいなこいつ。

 なんで初対面の人物に向かって、こんなに軽々と暴言を吐けるんだろう。

 なんかもう、怒りよりも驚きと呆れのほうが出てくるんだが。


 その後も、金髪女の罵倒は続く。

 いかに自分がちびマルコ様(笑)にふさわしく、いかに私が田舎者であるかを、とうとうと語っていく。

 うんうん、で、君は、何がしたいのかな?

 今の君のご講説じゃ、何が不満なのか、全然わからないよ?

 文句っていうのは、言い換えれば要求なんだよ?

 事態の改善を願って口にするのが、文句だよ?

 やってほしいことがあればはっきりと言えばいいのに、なんでわざわざオブラートに包んで要求を分かりづらくするんだろう?

 君の発言からは、ただの批判と自慢しか読み取れないなあ。

 ああ、そうか、難癖つけたいだけなのか。

 そうかそうか、つまり君は、感情を発散しているに過ぎないのかあ。

 サルみたいな動物と同じかぁ。


 などと考えてしまった。

 もちろん口には出していない。

 こいつ、話長すぎんだよ。

 あくび出るわ。

 私は途中から言い返すこともなく、黙って服についたホコリを払っていたのだが、どうやら反応が薄いのが気に食わなかったらしい。

 金髪女は、さらなるいちゃもんをつけてきた。


「謝りなさい!!マルコ様にその汚らしい手で触れたことを、醜い顔でマルコ様のお目汚しになったことを!!」


 すっげえ言いよう。

 公爵様って、罵詈雑言を吐いても良いくらい偉いんだ?

 などと反論したくなるが、もちろん口に出して言ったりしない。

 ここで重要なのは、こいつを言い負かすことじゃない。

 まだ始まってもいない入学式を、平穏無事に終わらせることだ。

 そのためにはまず、金髪女の支離滅裂な言い分に従って、機嫌を直してもらうべし。

 そうすりゃきっと、もう目を付けられなくなるだろう。

 後々のトラブルを防ぐためにも、ここは反論しないのがベスト。

 ちゃっちゃと謝っちゃおう。


「さーせーん」


「………はあ!?馬鹿にしてるわね!?もう、もう許さないわ!!」


「ごめんなさ~い」


「………?言い直しても、無駄よ!!」


「ごめんなさい」


「あれ、急にしおらしく………」


「申し訳ない」


「謝罪がグレードアップしてる………?」


「この度は誠に申し訳なく思っております。つきましてはこちらの賠償金で手打ちというわけにはいきませんでしょうか?」


「段階的に真面目になっていくのやめてもらえる?あとこれ賠償金じゃなくてお菓子じゃない」


「この度はわたくしの行為が貴方様に不快な思いをさせてしまったことを………」


「さてはふざけてるわね………?もういいわよ!もう!」


 うん。

 思ったとおりにはならなかったけど、謝罪成功。

 相手ハスッカリ毒気ヲヌカレタヨウダ!


「さて、あとは………こっちか」


 いまだに言い争っている、ちびマルコ様(笑)と、エリック。

 え?

 そんなにネタ引っ張るなって?

 わかったよ、わかった。

 今や王子様とエリックは、私と全く関係ない話で言い争っている。

 王家を侮辱したとか、してないとか。

 貴族としての矜持が、どうとか。

 おかしいな、暴力云々の話じゃなかったのか?

 ああ、そうか。

 こいつらも、喧嘩したいだけなのかな?

 うん、では、強制的にでも止めてみよう。

 不毛な争いだし。

酔ったヘルマン「ですからぁ!!奥方様と旦那様は呑気すぎるのです!!もっとご子さまに教育を、教育を受けさせにゃいと!!」


酔ったノール「ヒック、いやぁ、でも、本があるじゃないか、本がぁ」


酔ったヘルマン「本だけじゃ足りんのですぅ!教師ぃぃぃ…………グー………スピー………」


酔ったノール「寝たなぁ、わっはっは!!」


あんまり酔ってけどエレン「寝たわねぇ、あっはっはっは!」

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