告白
その声はあまりに無表情だった。
『死ぬんだよ、僕は、、、。そうだね、、、きっと今月中に』
『、、、死ぬってどういうことだよ?お前の病気そんなに悪いのか?、、、まだ諦めるのは早いって、、、ほら?生きる気力あれば生き長らえたって話もあるじゃん?だから、、、』
『フフッ』
連はなぜか笑い声を漏らした。
『何がおかしいんだよ?』
しばらく間が開く
『勝星、、、君は知らないだろうけど僕は病気なんかじゃないよ、、、。
、
、
、
もっと厄介で胸くそ悪いやつさ』
『何だよ、それって、、、。』
すると連の声は急に遠くなった。
『教えないよ、これは僕が墓場まで持ってく。僕のためにも、君のためにもね』
『何でだよ!?俺はお前の友達だろ!?こんな陰キャで頼りない俺だけどそれでも力になれるかもしれないから話してくれよ!!』
『(ボソッ)だからだよ』
『え?』
俺は最後の連の声が上手く聞こえなかった。
『とにかく、言わないよ、僕は。
友達なら僕の余生をよりよいものにするために協力してよ。
一生のお願い。
初めてなんだよ、一生のお願いって言うの、、、。
お願いだからまたおんなじように接して、、、。
お願いだから、、、。僕、そこまで生に執着しないから、それで十分なんだ。
お願い、、、お願いだから』
まるで消え入りそうな声。ここで嫌だと言ったらそれこそ連は今すぐにでも死んでしまうような気までした。
『分かったよ、、、。尽力する。』
『うん、ありがとう、、、。』
連はそう言って本当に安心したような声を出した。
俺は、本当にこれで良かったのだろうか。