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墓に添える花の名は  作者: ちゃんす/春鏡凪
死の部屋編
12/76

目明し

『はっ!、、、なんだ今の夢、、、。』

さっきの出来事は夢だったようで俺は咄嗟に手をグーパーさせてみた。

動く。良かった、、、。

ホッと息をつく。

『勝星〜、起きたの?』

零がにょっと壁から出てくる。


『あ、勝星起きた?おはよう。』


連は相変わらず壁の向こうから話しかけてくる。

俺はまず零と連が側にいることに安心した。


さっきの正夢じゃないよな?

話したらお祓いになって正夢になるって聞いたことあるけど零とか絶対にからかってくるよな多分。

連に話したいが、、、


零はまた連の部屋に戻って連との会話に戻った。



最近零は俺と連にベッタリだ。


前のように俺だけでは話してやることのできなかった話題を連と共有できるらしく話のネタが尽きないそう。


しょうがない、連は諦めるか。


俺は頭の記憶から誰か夢を話しても問題ない人材を探した。


看護師さんは、、、あんまり仲良くないし、


お見舞いに来てくれる人、、、あ、いなかったわ。


あ、幸子さん、、、。検診のときにでも言ってみるか。


幸子さんなら俺の話を笑わずに聞いてくれるだろう。あの優しい顔を見せて。


話せる人を見つけたことで少し不安が和らぎ、連たちの会話に耳をすませた。


今はこいつらと過ごす時間が俺は俺にとって一番大切だと思っているようだ。凄く穏やかな気持ちになる。


『ねぇねぇ、勝星って私と会ったとき目をかっぴらいて凝視してたんだよ、しかも頬を染めてw』


『え?もしかして勝星ってロリコン?知らなかった〜w』


『ちょちょちょ!待て!誤解だ!俺は頬なんて染めてない!』


やっぱ前言撤回かも


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