飛びたい犬
昔、ある犬が鷹を羨ましかった。
鷹の飛ぶ姿がとでも凛々しくて、犬も鷹のように飛びたい。
ある日、犬は鷹に訪れた。「鷹先生、私は鷹先生のように飛びたいですから、是非教えてください。」
「教えてもいいですが、君は翼がなくて、飛べないね」
「翼が必要ですね、わかりました」
犬は鶏に頼んで、鶏の羽で翼を作った。
犬はまた鷹に訪れた。
「鷹先生、ご覧ください。私翼があります。」
「じゃ、飛び方を教えてやる。飛ぶ時、一番重要のは脚を後ろに真っ直ぐ伸ばして、翼を広げることだ。私の見本を見てください。」
鷹は翼を広げて、脚を伸ばして、空に飛んでいた。
犬は何回も何回も練習して、やっぱり飛べなかった。
しかし、自分の歩き方の忘れて、後ろの脚はいつも真っ直ぐ伸ばすままで、這い這いで家に帰った。