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Rの世界  作者: 冬生まれ
1/5

R-0

■xxxx/08/01


日記をつける習慣がないから、どこまで続けられるか自信がない。勤めてた頃に、たまに日記アプリに愚痴を書き込んでいたことがあるくらいだ。

だけど、僕の身に起こったことは、とんでもなく不思議なことだから、自分の思考を整理するためにも、こうやって記録を残すことにする。


ここは僕が元いた世界に非常によく似ているのに、意外なところで違いがあるからビックリする。

例えば、この世界には「緑茶」という飲み物がない。僕のいた世界では、緑茶は一般的な飲み物で割とどこでも買えて、毎日のように飲んでいた。

この世界は紅茶も麦茶も抹茶もある。だけど、なぜか緑茶はない。まるで僕の世界のデータをコピーするときに、うっかり緑茶だけコピーし忘れたみたいだ。

だけど、緑茶のことは些細な問題だ。僕は別に緑茶にこだわりがあるわけじゃないから、緑茶がなければ麦茶を飲めばいいと思っている。


それより問題なのは、この世界には男と女という性別がないことだ。この世界の性別はR1とR2という二つだ。昔はもっとたくさんの性別があったけど、絶滅してしまったらしい。今残っているのは、この二つだけ。その上、今はR2も減少し続けて稀少な存在になっている。

それで、僕はその稀少なR2だそうだ。

今はそれしか分かっていない。これから僕はどうなるのだろう。

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