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「アポロンなら黙って席を立つ」  ~ハーメルンの笛吹きが、無人島に建国するような事態~  作者: したむら てつ
追記 設定資料 (登場人物設定メモ 読み飛ばし可)
31/31

追記 登場人物設定メモ3 ~ その他の登場人物

「皇帝ゼウス」

 エルフ族。オリンポス帝国の皇帝。

 帝位についたとき、世界の覇権を争うゲームはすでに終わっていた。

 世界からその後始末を押しつけられたことに気づいたかれは、賢者会を設立し、新しい世界のあり方を模索し始めた。

 「われを治めるということは、わが人生の幸福に責任を持つということ  

  家を治めるということは、家族の将来の幸福に責任を持つということ  

  国を治めるということは、民の生活と文化の幸福に責任を持つということ  

  世界を治めるということは、人類の未来の幸福に責任を持つということ」

 とは、かれの座右の銘である。





「賢者会」

 ゼウスが世界中から招集した、賢者たちのあつまり。

 純粋に知的正義に基づいた見解をあつめるべく、報酬は低く、地位の約束もしないものとした。

 とはいえ、皇帝の膝元で活動する組織には違いなく、必要経費はふんだんに利用できる。


 しかしゼウスが懸念するようなことはそもそも在りえなかった。

 何しろ、政治経済的にも文化理学的にも、良くも悪くも天才的にエキセントリックな面々があつまっている為、出世目的でやって来たような者ではそもそも会話が成り立たないのである。

 ゼウスとしては、これほどまでに潤沢な人材が、既存社会のモノサシに沿わないというだけで世界各地に埋もれていたことを深く考える機会となった。

 そしてその何割かのメンバーは、余程のことがなければ祖国の自宅から出たがらない者たちであり、水晶通信による伝達で参加している。


 このことからも、世界各地に埋もれている「賢者」たる人材たちは、なにも賢者会にあつまった者たちだけではなく、潜在的に巷の中にいくらでも存在しているのだと言える。

 ゼウスは、世界がこれまでの支配社会による既成概念的モノサシから解き放たれたあかつきには、もはや賢者会などという召集組織は存在意義をなくし、その場にいる人類すべての個性が賢者会となるだろうと予測した。





「ポセイドン」

 メロード族の英雄。妻はアンフィトリテ。トリスタンとアルビオンは実子。

 豪快で涙もろく、なにかと要領が悪い。

 が、受容力が高く、誰をも認め、誰をも尊重する性格から、みんなから愛されるリーダーでもある。

 タルタロス海軍との激戦を戦い抜き、八隻の敵艦を沈める戦果を上げたが、嵐にあい、船から落ちてしまう。

 並外れた体力の持ち主であり命に別状はなかったが、遠海に流されてしまい、仲間たちと合流するのにかなりの時間を費やした。

 そのため、この物語の終盤まで登場できなかった。





「皇帝ヒュペリオン」

 エルフ族。かつてオリンポス帝国が放ったスパイの一人だった。

 しかし突然、祖国を裏切りタルタロス帝国を率いて反乱を起こした。

 その真意は、関係者のすべてが処刑され、ほとんどの重要文書が改竄された現在では、まったく知る由がない。

 オリンポス帝国による世界侵略をはばむ為であったという説もあるが、その結果多くの犠牲を出すことになったことについての批判もある。

 ただその当時、世界のほとんどを植民地化していた巨大帝国であるオリンポスに対して一矢報いることが出来たのも、かれのみであったと言える。





「国王ヘリオス」

 エルフ族。ヒュペリオンの子。アポロンとアルテミスの父親である。

 ヒュペリオン崩御後、タルタロス王国の国王となった。

 堅実で穏やか。

 優れた政治感覚を持ってはいるが、周囲に抗い、それを説き伏せるだけの力量と気概が足りなかった。

 ただ家族との穏やかな生活にあこがれていただけである。

 だがその望みは、アポロンの改革によっていずれ叶うことになる。





「宗主ハデス」

 タイタン族。正義感が強く、オリンポス帝国に対する怨恨深き者である。

 幼少時よりオリンポス帝国内で暮らしており、移民として辛酸をなめた。

 その後、金融商人として蓄財し、暗黒街における実権をにぎった。

 復讐の手段として、世界の経済的支配権を握ろうと考え、かの商人ギルドを設立。

 国際的資本を掌握し、世界に向けて資本主義を拡散した。

 教育支配による文化衰退の実験を、戦後のタルタロス王国で実行したのもかれである。


 しかしゼウス賢者会の登場によって、オリンポス帝国やその連盟諸国においては、それらの腐敗に対してすべからく防衛されてしまう。

 その一方、タルタロス王国のみ自由と幸福が大きく失墜し、そこに基盤をすえる商人ギルドにおいても国際的後退を招いてしまった。

 手段の間違いに気づき始めた時にはすでに老齢にさしかかっており、すでにハデスは第一線を退いていた。


 わけへだてなく、何事にもソフトに対処するかれ自身の個性に対する信奉者は多く、一概に時代の悪として説明することは難しい。





「総帥ミダス」

 タイタン族。ハデスの後を継ぎ、商人ギルドの総帥となった。

 悪の権化的立ち位置にあるが、本人はきわめてまっとうな勤め人であることを自負している。

 さまざまな悪に手を染めてはいるが、いずれもビジネス社会における当然の手段であると考えている。

 とにかく生真面目で働き者のエリートサラリーマンであり、まったく悪気はない。

 家に帰れば、これまた何の疑問もなく安穏とした生活と幾多の日常的な悩みを抱えた家族が待っている。

 世の中を悪に傾ける要因となる者たちの正体とは、おうおうにしてこのような者である。





「ラオコーン提督」

 タイタン族。タルタロス海軍の提督。

 愛国心が強いのだが、ものごとの実態を見きわめたり裏側を憶測したりするセンスが欠けている。

 そのためミダスに都合よく利用されてしまった。

 ヘリオス王家とも近しい名家の家柄である。





「カサンドラ校長」

 タイタン族。タルタロス王国で校長をしている才女。

 ハデスの仕組んだ学校教育システムを妄信している。

 立身出世を目標としており、同族の国際的有名人であるアテナにライバル意識を燃やしていた。

 夫と娘がいる。





「コロニス」

 アイクロ族。有翼人。翼なし。

 因縁あってアポロンのもとではたらいている。

 諜報任務を得意とする特殊部隊のリーダー。

 ボディガードとしての腕も一流。

 瞬間記憶能力がある。





「ミューズ」

 アポロンにみそめられた六人の国務大臣。いずれも女性。

 カリオペ、クレイオ、エウテルペ、タレイア、メルポメネ、テレプシコラの六人。

 女性ばかりであったのは偶然ではあるが、アポロンの代行としてアポロン以上の責を負わぬよう、常にアポロンの責任においてアポロンの庇護下にあるようにするためには、女性であることが望ましくはあった。

 ほかにも、エラトー、ポリュムニア、ウラニアという秘書官がいて、ミューズの補佐をしている。





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