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最強が求めるもの(仮)  作者: 黒蜜きなこ餅
幼少期
9/10

今週2本目です。あと2本上げますね(o´・ω-)b数え方は本であってるのかは知りませんがww

 妹と同室になってから2ヵ月が過ぎました。ようやく僕の時代がが来たみたいです。そう、離乳食を卒業したのです。パチパチパチ


 離乳食を卒業したので今日からは大人と一緒の料理を食べることができます。小さく切って食べやすくしてくれたメイドさんには感謝です。もうこれは⋯⋯


「うんまー」


「あらあらサミュエったらルとても嬉しそうね。」


「お褒めいただきありがとうございます。」


 そうそう、最近言葉もだいぶわかるようになってきました。離乳食も卒業してかなり成長したのです。まぁ、強さ?の面ではまだまだですが⋯⋯


(普通の味付けの料理が食べれることがこんなに幸せだとは思わなかった。異世界独特の料理も食の国日本の住人だった僕でも満足できるものでよかった。)


(ただ誕生日の時の豪華な料理を食べれなかったのが痛いな⋯⋯やるとしたら次は兄さんの誕生日だろうからその時に期待だな。)



 まぁ、今日は誕生日の豪華な料理に期待しつつ、食事を楽しんだ。



◇◆◇◆◇◆◇



 あの日、そう離乳食を脱してから2ヶ月ほどたった今日、ついに待っていた豪華な料理が食卓に並びました。ただ、どうやら兄さんの誕生日というわけではないようです。


 僕は何故この日を忘れていたのでしょうか?(多分去年は部屋で何事もなく過ごしていたからだと思うが⋯)今日は新年最初の日である元旦です。この日はこちら世界でもお祝いするみたいです。僕は豪華な料理が食べられればどうでもいいのですが⋯⋯


 多分ほとんどの人がそう思いますよ?新年になったからといって、1歳の僕にはお年玉的なものが当たるわけでもないですし、他になにかもらえるということもありませんからね。


 クリスマス的な日もなかったので、今日はこの食事を存分に堪能します。日本みたいにおせちという訳ではありませんが、美味しそうなので待ちきれないです。


(1年と数ヶ月母乳と離乳食で済ませるしかなかっただけでここまで食べ物に執着させるとは⋯⋯これが食を探求する日本人の業というものだろうか。)


 まだ離乳食が始まったばかりの妹がかわいそうに思えます。たったこれだけの事にここまで狂わせるとは、食事って怖いですね。


(妹よ今日は離乳食初期のドロドロとした食事で我慢してね。来年は楽しめるからその時は期待出来るから。こんなこと言っても分からないだろうけど。)


 では食べ始めるようなのでいただくことにしましょう。


(いただきます。)


 あ、そうです。異世界ということで“いただきます”という習慣は無いみたいです。やはり日本独自なのですね。まぁ、僕はもったいない精神や、食べ物への感謝の気持ちはここに来ても忘れないように心がけます。日本の大切な文化ですからね。


 日本人はNOと言えないというものもありますが、それは要りません。僕はもともと言えましたし、人死が当たり前の世界でそんな悠長なことは言ってられませんしね。


閑話休題(それはともかく)


 料理はとても美味しかったです。冬という寒い時期のため、苦手な辛いものもあったのですべての料理は食べれませんでしたが、他にも暖まる料理があったり、この季節限定のフルーツを使ったデザートもあったりで、とても楽しめました。



◇◆◇◆◇◆◇



 もうすぐ僕が転生してから2年が経とうとしています。兄さんの誕生日はまだなのでしょうか?その事については聞いてみた方が良さそうですね。


 ところで魔法のことについてなのですが、どうやら僕の魔力は空気中の魔素と同じというか限りなく近いみたいですね。それこそ僕にしかわからないくらいには。


 その性質のおかげで魔力の回復速度が尋常でなく、また余剰分は溢れ出るので、空気中の魔素も操れるみたいです。操作能力と溢れ出た僕の魔力の濃度?によるみたいですが。


 ただ不思議なことに僕がほとんど滞在している僕の部屋(今はもう僕と妹の部屋ですか)から外には出ないみたいです。それこそ殆どが僕の魔力(空気中だから魔素かも知れませんが、魔力ということにします)で満たされてしまっても不思議と溢れないのです。まぁ、今は関係ありませんが。


 魔法を発動させる時には使用する魔力を限定させないと、以前の様に空気中のすべての魔力が消費され、暴発みたいな感じになるようです。


 魔力操作は今のところは部屋と同じくらいの範囲なら完璧に操れるようになりました。これで部屋の中でも魔法が使えます。妹も落ち着いてきたので、大人が長時間部屋に滞在することも減ってきたのは幸いです。


 次の目標は母さんのように精密に操れるようにすることです。魔力操作をできるようになってから分かったのですが、あのレベルになるには最低でも10年位はかかりそうです。


 とにかく今は出来ることを頑張っていきます。名声をあげればあげるほど優姫が気づいてくれるかも知れませんから。面白いことに、力をできるだけ隠そうとしているほかの主人公とは逆ですね。

来週からは学校が始まるので不定期になります。最低でも週に1度は投稿します。

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