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最強が求めるもの(仮)  作者: 黒蜜きなこ餅
幼少期
8/10

先週はお盆ということで忙しかったため投稿できませんでした。申し訳ございませんm(_ _)m

今週は出来たらこれも含めて4話投稿しようと思います。

 かくして僕の誕生日会が始まったのですが⋯⋯


「おぎゃー、おぎゃー」


「よしよし、泣かないで〜」


 妹がよく泣いて大変なことになってます。それに⋯⋯


(ねむい〜1歳時には今の時間に起きているのはキツすぎる⋯⋯それに兄もうつらうつらしているし。それにしても兄は3歳なのにすごいなぁ、前世の記憶がなければ僕なら寝てるな⋯⋯)


(前世というのもまた違うかな。僕からしたらこれは優姫と結婚するための障害であって、今までのイージーモードが少しハードになっただけに過ぎないしね。前世という別のものではなくあくまでも続きに過ぎないからね。)


「これはだめだな⋯⋯流石にこの時間は拙かったか⋯⋯それにユリアにも良くないかもしれんな」


「そうね、もう今日は諦めて明日の朝にしましょうか。」


「それでしたら私共が片付けをしておきますので、サミュエル様をよろしくお願いします。」


「はい、片付けは任せてください!」


「それじゃぁ、後はよろしくね。私たちはこどもたちをねかせてくるわ。」


 こうして誕生日の1日は終わりました。



◇◆◇◆◇◆◇



「サミュエル様起きてください。」


「マーヤ?」


「おはようございますサミュエル様。」


「誕生日を祝う準備が出来ました。昨日できなかったためその分豪華にしてありますので今日は盛大に祝いますよ。」


「うん」


 マーヤに起された僕は着替えさせてもらい、だっこされてリビングへと連れていってもらいました。


(昨日ので十分だったけど、祝ってもらえるならそれでいいや)



◇◆◇◆◇◆◇



 僕が部屋に入るとみんな先に来ていたようで、椅子に座って待っていました。どうやら僕が最後に呼ばれたようです。


「主役もきたし昨日できなかった誕生祝いを始めますか。」


「ええそうね、みんな揃ったし始めましょう。」


「では、料理を運んできますね。」


 そうして運ばれて来る料理たちはとても美味しそうです。早く食べたいですね。見たことも無い料理まであります。そして僕の前に置かれた料理は⋯⋯⋯













   ⋯⋯⋯離乳食です。はい


 1歳児はまだ普通の食べ物は無理なんです。かろうじて同じスープが出されるくらいです。新手のいじめでしょうか?惨めに思えてきます。


「うん、美味い流石だな。」


 僕が食べれないのに父はとても美味しそうに食べてます。万死に値しますねこれは。報復が必要でしょう。


(くそ、うまそうに食いやがって⋯⋯1ヶ月ほど名前を呼んであげない、それで手を打ってあげようか。その間無視されて悲しむがいい。僕も料理食べたかったのに⋯⋯)


 スープはとても美味しかったです。離乳食なので薄味でしたが⋯⋯



◇◆◇◆◇◆◇



 1ヶ月後⋯⋯


 今日からルームメイトができました。誰かというと妹です。まぁ、分かりますよね。赤ちゃんどうし同じ部屋にまとめられました。


 ちなみに初めて兄に会ったのが誕生日の日だったのは、どうやら僕が魔法の暴発をさせたからみたいです。兄は僕と会うのをかなり楽しみにしていたみたいです。まぁ、初めての弟ですからそうでしょうね。僕もそうでしたから。


 昔(死ぬ前のことをそう呼ぶことにした)は優姫と一緒に妹と義弟の面倒をみていたことが何度もありましたから。ちなみに義弟なのは昔は優姫と結婚はしてませんでしたが、あのままなら絶対に結婚していたのでそう呼んでいるのです。


 また、1年間暴走させる気配がなかったため、妹と同じ部屋になったみたいなのです。それが吉と出るか凶と出るかは分かりませんが⋯⋯


 まぁ、まだ1歳ですので鍛錬の時間はまだまだあります。今は焦らずにゆっくりと成長していこうと思います。最低でもおそらく結婚できるであろう15歳くらいまでは時間がありますしね。


 今までは優姫とは3日以上離れることがなかったので気がたっていました。1年経ってようやく冷静になれたという感じです。少し狂気がはらんでいましたしね。のんびりとはできませんが、焦らずに頑張ります。



◇◆◇◆◇◆◇



「おぎゃーおぎゃー」


 妹が泣いています。これは凶と出たのでしょうか?昼間は大丈夫なのですが、夜泣きは僕ではあやすことが難しいです。眠くて体を動かすのが大変なためうまく出来ませんから。誰かが来るまで待たないといけないのはつらいです。


 ただ、吉と出たこともあります。妹は産まれたばかりなので大抵は部屋に誰か大人がいるからです。大人がいれば読み聞かせをしてもらえますので文字や言葉を覚える役に立ちますからね。


 このまま順調に言葉を覚えていきたいです。あと、誕生日の会話は僕の想像ですよ。まだ完璧に言葉を覚えた訳では無いですからね。難しい言葉や今までにあまり使われなかった言葉は流石に分かりませんからね。


 このように妹と同じ部屋で過ごすのは、いろいろと良いことや悪いことがありますが総合的には良かったと思います。やっぱり妹は可愛いですからね。



前書きでも書きましたが、先週は投稿できなくて申し訳ございませんでした。

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